IronCAD社が機械系CADソフトウェア「IronCAD Mechanical 2021」を発表

2021年 2月 8日

IronCAD社 2021年1月28日

2021年1月28日 ―― IronCAD社は2021年1月28日、IronCAD Design Collaboration Suite用の強力な機械設計用ツールの最新版となる「IronCAD Mechanical 2021」を発表した。IronCAD社は、CAD生産性に関するリーダー企業として、IronCAD 2021 Mechanical 2021設計拡張のリリースを通じて機械設計者のサポートに努めると共に、あらゆるレベルでその生産性を改善し続けるとしている。IronCAD Mechanical 2021では、全く新しい機能の追加に加えて、Face to DXFやCreate Blend Planeツールなどの既存のツールに対する機能強化が実施されている。IronCAD 2021 Mechanicalで導入された、顧客の要望に基づく生産性を強化する機能拡張の詳細は以下の通り。

Export Unfolded Part(非展開部品のエクスポート用ツール)

厚さや材料リストなど、図面オプション用ダイアログ内でExport Unfolded Partツールの新たな機能拡張や複数の新規設定が追加されている。

Face to DXF

Face to DXFツールのアップデートにより、ダイアログ内でいくつかの有用な新規オプションが導入されている。加えて、マウスの右ボタンでツールをドラッグすることで、オプションの設定や、エクスポート対象としたい平行または同一平面上の面を選択することができるようになっている。

View Manager

IronCAD Mechanical 2021ではView Managerツールが改良されており、画像サイズを容易に設定できるようになっている。

Steels(鋼設計用ツール)

Steelsツールのアップデートでは、修正済みのProfileへ置換するオプションが追加されている。

PRO Active Manager

PRO Active Managerツールでは、新たにBOM Configuration(BOM構成)へ新たな機能が追加されている。最新アップデートにより、各要素の単体重量および総重量を確認できるようになっている。

Create PROActiveParts(PROActivePartsの作成)

IronCAD Mechanical 2021では、表中の各レコードをDWG形式図面としてエクスポートする機能が新たに追加されている。

3D Text(3次元文字)

Smoot Profileを用いた3DText作成機能が改良され、ダイアログ内で設定されたボックス高さが反映されるようになっている。

Revision Manager(版管理ツール)

(IronCAD Mechanical 2021では)リビジョン作成時に、選択された要素のコピーが"Revisions"サブフォルダー内に保存されるようになっている。加えて、以前に保存されたリビジョンをIronCADのアクティブインスタンスの異なるタブ内で開くことが可能となっている。

Set Category(カテゴリーの設定)

新たに追加されたSet Categoryコマンドにより、ユーザーに対してカテゴリーを設定できるようになっている。

Set Color(色の設定)

IronCAD Mechanical 2021では新たに、カタログ内で色を設定するためのコマンドが追加されている。

Import DXF3D Scanned files(スキャナーからのDXF3Dファイルインポート)

スキャナーからDXF3Dインポートを実行するための新規ツールが導入されている。

Create Blend Plane(ブレンド平面作成ツール)

IronCAD Mechanical 2021では、Create Blend Planeツールが新たに導入されており、管の曲げ部の半径プロファイルまたは曲線プロファイルの作成が可能となっている。

IPROSettings

IronCAD Setting Managementセクションの修正により、IronCAD / Inovate設定を保存することが可能となっている。加えて、IPROSettingウィンドウ内で、IronCAD / Inovateの既存バージョンからの設定をコピーするための使い勝手の良い新規ツールが利用できるようになっている。

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