Trimble社がBIMソフトウェア「Tekla 2021」を発表

2021年 3月22日

Trimble社 2021年3月18日

2021年3月18日 ―― Trimble社は2021年3月18日、建設BIMと構造解析、および鋼構造製作管理用ソフトウェアソリューションの最新バージョンとなる「Tekla 2021」(Tekla Structures 2021、Tekla Structural Designer 2021、Tekla Tedds 2021、およびTekla PowerFab 2021)を発表した。最新バージョンのTeklaソフトウェアは、プロジェクトの全段階を通じて、コラボレーティブでコネクテッドなデータ駆動型ワークフローを継続的に支援するための新機能と機能強化を特長としている。

Tekla Structures 2021では、先行投資を削減しつつ、必要なライセンスとソフトウェアソリューションに対する年間サブスクリプションとのバランスを柔軟に調整できるようにするために、3種類の新規サブスクリプションオプションが導入されている。柔軟なサブスクリプションオプションの導入により、必要に応じて以下のTekla Structures用サブスクリプションのいずれかを選択することができる。

  • Carbon:モデルの表示とプロジェクト関係者とのコラボレーションに対応
  • Graphite:建設用のインテリジェントBIMおよび構造文書作成に対応
  • Diamond:設計や詳細図面作成、および加工までに対応

また、Tekla Structuresの最新バージョンでは、ユーザーエクスペリエンスを単純化し、ワークフローの効率化や生産性とプロジェクトチーム間でのコラボレーションを改善するために、以下の新機能や機能強化が実施されている。

  • 衝突検知機能やクローニングツールの強化による変更管理の簡素化
  • 製品内でのガイダンス表示とローカライズによるユーザビリティの改善
  • 製図とオブジェクトハンドリング機能の改善による高速かつ精度の高いモデリング、および足場を含むさまざまなモデリングに対応する新たな拡張機能
  • IFC形式およびそのほかの形式に対する相互運用性の向上や、コラボレーションプラットフォームTrimble Connectとのより高度な連携、およびTekla Model Sharingの継続的な機能強化

構造解析および設計ソフトウェアのTekla Structural Designer 2021では、現場打ち強化コンクリートのモデリングや、スラブや基礎、梁、柱、および壁用の強化棒材のTekla Structuresへの転送を効率化することを目的とした「Design-to-Detail」(設計から詳細図面作成)ワークフローが導入されている。また、新規炭素計算機により、構造内に埋め込まれた炭素の影響を設計中に考慮できるようになると共に、最も効果的で持続可能、かつ安価な解決策を決定するための代替手法を比較検討することが可能となる。

構造解析および設計計算ソフトウェアのTekla Tedds 2021では、複数の設計コードを充足させるために、床板やプレキャスト中空スラブ、コンクリート基礎、および木材ラッキング負荷などを計算するための機能強化が新たに実装されている。

鋼構造製作管理用ソフトウェアのTekla PowerFab 2021では、ビジュアルダッシュボードレポートの導入やデータのフィルタリングおよび分類用オプションの強化、製造現場での自動的な機械指示のための継続的な機能改良が実施されている。

加えて、Viewpoint社のコネクテッド建設管理スイート製品であるViewpointOneとの連携機能の拡張により、北米ユーザーを対象として、Tekla PowerFabからViewpointへの調達および在庫データのフローを効率化するとしている。

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Tekla 2021に関する詳細情報とダウンロード手順について

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