6K社が積層造形用新型耐熱金属粉末の開発を発表

2021年 9月13日

6K社 2021年9月8日

2021年9月8日 ―― 6K社の部門である6K Additiveはタングステン、レニウム、タングステンレニウム合金およびニオブなどをベースとする積層造形用の新型耐熱金属粉末の開発を発表した。

これらの材料は高温・高強度性能が要求される防衛、航空宇宙および医療といった分野での需要に対して理想的であるとされる。

「先進的な防衛組織はタングステンやレニウムといった耐熱材料を求めているだけでなく、それらの大規模生産を求めています。6KのUniMeltマイクロ波プラズマプロセスの独自性と私たちの対策チームの知見を合わせることで、タングステンやタングステンレニウム合金といった耐熱金属の多くを大規模生産することが可能になりました。私たちはタンタル、ニオブおよびモリブデンを含む耐熱粉末を全面的に楕円体化しており、これらの利用による進歩を促進させる準備が整いました」と6K Additiveの長であるFrank Robertsは述べている。

6K社は同社UniMeltシステムが、汚染ゼロで高度に統一された精密プラズマゾーンを持ち、高いスループットを実現している世界唯一の生産規模マイクロ波プラズマシステムであるとしている。

ペンシルバニア州Burgettstownに位置する6K社の面積45,000平方フィートの粉末生産工場は現在のところこれら耐熱材料と並行して、Ti6Al4V(グレード5および23)、SS316Lおよびニッケル超合金Ni718・Ni625を購入可能粉末として生産している。

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