Tecplot社がCFD用ポストプロセッサー「Tecplot 360 2021 Release 2」をリリース
2021年10月25日
Tecplot社 2021年10月22日
2021年10月22日 ―― Tecplot社は同社製CFD用ポストプロセッサーの最新版となる「Tecplot 360 2021 Release 2」をリリースした。Tecplot 360 2021 Release 2ではユーザビリティ、パフォーマンスおよび新しいデータ・プロット操作方法が提供され、市販最良の技術データ視覚化・解析ソフトウェアという同社のコミットメントを再確認するものとなっている。
ユーザビリティ改善
- プロットのラベリングがより柔軟になり、変数名の編集不要でコンター凡例ヘッダーを編集することが可能になっている。このアップデートにより、Tecplot 360がサポートする補助データやその他のテキスト修飾子を含めることが可能になっている。
- 指定したソリューションタイムのみを表示することが可能になり、適切な領域が表示されるようにすることが可能になっている。
- 対数時間スケールがサポートされるようになり、ソリューションタイムステップをまとめることが可能になっている。
- 解析中のゼロ除算エラーをオプション一つで無視できるようになっている。
パフォーマンス改善
- 99.6%もの一時ディスク使用率が削減され、一時データを使用して動画を作成する際に最大20%までパフォーマンスが改善されている。
- 多くの領域での一時データセットに対するコンターレベルの初期化が、以前のバージョンと比べ最大23.8倍もの定常的な高速化を果たしている。
ローダー改善
- Fluent CFF(HDF5)ローダーがCentOSおよびRedHat7に対応し、またFace-Neighbor Connectionが含まれるようになっている。
- ファイル名に時間に関する値が含まれている場合に、Plot3Dローダーが関数ファイルを一時的なものとして扱うようになっている。