ModuleWorks社がCAD/CAMソフトウェアコンポーネント「ModuleWorks 2021.12」をリリース

2021年12月13日

ModuleWorks社 2021年12月7日

2021年12月7日 ―― ModuleWorks社は同社製CAD/CAMソフトウェアコンポーネントの最新版となる「ModuleWorks 2021.12」をリリースした。これはModuleWorksの2021リリースとしては3番目となり、独立送り量制御による新しい多軸穴あけサイクルやレーザー支援加工用の新しい変形パターン、ロボット式後加工用衝突回避ソリューションといった、全製品分野にわたる新機能や機能改善が含まれている。

新しいModuleWorks穴あけ方案により、GUI上での素早いプログラミングにてドリル、リーマ加工およびタッピングに対する柔軟な送り量制御が可能になっている。ドリルによる穴あけの際、作業者はバリの量を減らすための適切な距離を求めて、別の送り量を選択することが可能になっている。平たんでない穴に対する加工の際にこれを使用すれば、仕上げ品質を高め工具寿命を延ばすことも可能になるとしている。

リーマ加工は穴の精度を高めることができるが新しいModuleWorks穴あけオプションを使用することで、作業者はリーマサイクルに対する最適な加工条件のために別のアプローチや戻し送り量を選択することが可能になっている。

送り量はタッピングに対して独立して調整することも可能であり、戻しモーションに対して適切な送り量を選択することで余分な時間の削減および加工速度の改善が可能になっている。

変形パターンがレーザー支援加工に対して適用可能になり、先端カーブ間や2ガイドメッシュ間に変形ツールパスを作成することが可能になっている。ツールパスは2つの入力オブジェクト間で徐々に補完し、加工表面に均等に広がっていくが、これは金型製造時の険しい部位の加工に特に役立つとしている。熱溶解積層法に対する使用では、変形パターンにより作業者が非定常ジオメトリ用の変形ツールパスを作成することも可能になっている。

ModuleWorks衝突チェックアルゴリズムを使用した新しいロボット式後加工用衝突回避機能ではロボットの逆運動学計算の際に、ModuleWorks MultiXPostプロセッサーがロボットの運動における衝突ペアを検知し、それを考慮して後加工ツールパスを生成することが可能になっている。

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