SPK and Associates社が新たな仮想エンジニアリングプラットフォーム「vCAD」をリリース

2022年 1月11日

SPK and Associates社 2022年1月5日

2022年1月5日 ―― SPK and Associates社は2022年1月5日、同社の新たな仮想エンジニアリングプラットフォームとなる「vCAD」をリリースした。vCADは、使い易さに重点を置いたクラウド製品で、SOLIDWORKSやCreo、Cadence、あるいはAnsysなどのMCADやECAD、およびFEAアプリケーション用に最適化されたAWS上のクラウドワークステーションを迅速にセットアップし、管理することができる。vCADを用いることで、ユーザーが所属するチームが使用するエンジニアリングソフトウェアおよびデータ用に事前設定済みのエンジニアリングワークステーションを、ボタンをクリックするだけで作成することが可能となる。加えて、チームへ新たな技術者が加わった際には、新規デスクトップ機またはラップトップ機の購入やセットアップのために数日から数週間を要していたこれまでとは異なり、vCADソリューションであればわずか数分でオンボーディング(初回研修)を開始できるようになるとしている。

vCADを利用することにより、非常に競争の激しい今日の製品開発分野において、ローカルのラップトップ機やサーバー上にCADやEDA、およびFEAなどのアプリケーションを維持する必要がなくなるとしている。SPK社共同創設者にしてCEOのChristine McHale氏は、「製品開発チームを特に念頭に置いて開発されたこの仮想プラットフォームを発表できることにワクワクしています。我々は、あまたの製品開発チームへエンジニアリングITサービスを提供するサービスプロバイダーとして、製品開発プロジェクトへ新規に参入する技術者に対するオンボーディングを劇的に効率化できるものと確信しています。同時に、エンジニアリングソフトウェアのパフォーマンスとセキュリティをも改善することでしょう」と述べている。

SPK社は、クラウドでホスティングされた、セキュアな仮想エンジニアリングプラットフォームを通じて、製品メーカーの敏捷性と革新性に関する立ち位置を維持することを支援する。同プラットフォームにより、地理的に分散したチームメンバーであっても、24時間365日、何ら支障を来すことなく効率的にリモートで作業することが可能となる。vCADプラットフォームは、MCAD設計者が求めるグラフィック処理要求にこたえることが可能であると共に、CPU負荷の高いFEA解析を実行することも可能となっている。

最新のvCADユーザーによれば、オンボーディングプロセスに要する期間が劇的に短縮しただけでなく、MCADやEDA、あるいはFEAアプリケーションのパフォーマンスが、従来の物理的な(ローカルの)デスクトップ機と比較して5倍向上したと報告されている。物理デバイスと比較すると、vCADデバイスは実行や保守に要する費用も少なく、費用も最小化できるとしている。

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