Dassault Systemes社がManish Kumar氏のSOLIDWORKS社CEO就任を発表

2022年 2月14日

Dassault Systemes社 2022年2月7日

2022年2月7日 ―― Dassault Systemes社は2月7日から開催された3DEXPERIENCE World 2022において、SOLIDWORKS社CEOを7年務めたGian Paolo Bassi氏がDassault Systemes社のエグゼクティブバイスプレジデントに就任したことを発表した。後任のSOLIDWORKS社 CEOにはManish Kumar氏が就任する。Kumar氏は2018年よりSOLIDWORKS社 R&D部門の責任者を務めており、今後も引き続き同職を兼任する。

今回の発表は同社にとって、SOLIDWORKSユーザーコミュニティに対して最高クラスの研究開発ソリューションの提供、および3DEXPERIENCE Worksがメインストリーム市場に向けて、かつてない価値を提供するために力をそそぐ意思表示となった。

Bassi氏は2019年、SOLIDWORKSユーザーおよび中小企業を対象としたポートフォリオで3DEXPERIENCEプラットフォームのクラウドソリューションである3DEXPERIENCE Worksを発表し、その功績が評価されて今回の就任に至った。同氏は今後、3DEXPERIENCE Worksのために編成された専門組織を率いて、成長を継続させ、最大限にその価値を高め、メインストリーム市場に改革を起こしていきたいとしている。

Bassi氏は3D CADおよびPLM業界において25年以上もの豊富な経験を有し、2011年にDassault Systemes社へ入社して以降、SOLIDWORKSの成長と多様化に貢献した中心的存在となった。研究開発部門のバイスプレジデントを経てCEOになった同氏は、SOLIDWORKSデスクトップ版とクラウド版の製品・技術戦略を主導して同ブランドの発展に尽力した。実際にBassi氏の実践的な技術アプローチとSOLIDWORKSユーザーコミュニティとの密接したコラボレーションは、SOLIDWORKSのクラウドアプリケーション発展に大きな期待が寄せられていた。

Manish Kumar氏はコミットメント達成のため、またSOLIDWORKSの特徴でもあるR&Dへの投資にも引き続き尽力する。R&D部門のバイスプレジデントであったKumar氏は、SOLIDWORKSの発展に欠かせない製品戦略および技術的戦略において重要な役割を担っていた。今回CEOになった同氏は、R&Dと活発なユーザーコミュニティとの結束をより強固にし、継続的にSOLIDWORKSポートフォリオの拡大を加速させていく。
Kumar氏は1998年、SOLIDWORKS社 R&D部門にソフトウェア開発者として入社し、初期のSOLIDWORKS機能の発展に大きく貢献した。同氏が貢献したのは、CADデータ変換やサーフェス処理、モデリング、スケッチャー、アセンブリ、ウェルドメント(溶接)、シートメタル(板金)、また製図に至るまでと幅広い分野に及んでいる。また同様にR&Dでは3DEXPERIENCE発展のため、より規模の大きいDassault Systemes社のR&Dとのコラボレーションも進め、SOLIDWORKS社が描く”future of design”(設計の未来)に向かって着実に改革を歩むうえでのキーパーソンとなった。

Dassault Systemes社のエグゼクティブバイスプレジデントであるPhilippe Laufer氏は次のように述べている。
「Kumar氏の就任でSOLIDWORKSの技術改革は継続して進み、そして加速されることでしょう。3DEXPERIENCE製品群がここまで成長できたのは、Bassi氏とKumar氏の優れた功績のおかげです。2022年からその先、さらなる飛躍を遂げるためには3DEXPERIENCEの発展に専念できる強力なリーダーが必要だったのです。」

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