AutoForm Engineering社が配管部品設計・解析ソリューション「AutoForm Tube」製品群の最新版を発表

2022年 4月 4日

AutoForm Engineering社 2022年3月28日

スタンピングおよび白物家電の組立工程向けソフトウェアソリューションのサプライヤーであるAutoForm Engineering社は2022年3月28日、配管部品製作ソフトウェアソリューション「AutoForm Tube」製品群の最新版を発表した。今回のリリースでは「AutoForm TubeXpert」で追加された新機能のほか、新たに開発されたソフトウェア製品「AutoForm TubeBend」の登場で、ユーザーは配管曲げ工程をさらに改善することが可能となった。

今回のAutoForm TubeXpertで追加された新機能は、特に配管曲げ、成形、ハイドロフォームの各工程を実施する際に有用的である。最新版ではソルバーが一新されたことによる材料則、配管と工具の接触強化に加え、メッシュ生成機能が向上した。ユーザーはAutoForm TubeXpertを使用することで、さらに精度が高いシミュレーション結果を得られるようになった。

また、ホットメタルガス成形を含む熱間成形工程にも対応し、この新しい技術によって、直接および間接的な熱間成形のサポートが可能となった。充実した材料ライブラリーには、アルミ、ステンレス、マンガンホウ素鋼、チタン合金が含まれており、「TriboForm」による高度な摩擦モデリングもサポートしている。

さらに、AutoForm TubeXpertはエキスパンションジョイント、ベローズ、配管端部成形に不可欠な柔軟な工程設計を可能にしている。AutoForm TubeXpertを使用すると、このような工程設計に必要な全ての関連パラメーターを迅速に設定することができる。

AutoForm TubeBendは企業の求める配管曲げニーズに合わせて特別に設計されており、CNC回転引き曲げ、プレス曲げ、配管端部成形などの標準工程をサポートしている。そのため、これらの工程の迅速な設計とシミュレーション、および実際の生産工程で発生し得るスプリングバックのシミュレーションも可能。また自動スプリングバック補正機能により、ツール、曲げ線、プロセスパラメーターに必要な調整を行うことができる。これによりユーザーは試験的な仮想シミュレーションを実施し、トライアウトループの回数を効率的に減らすことができる。

AutoForm GroupのCMOであるMarkus Thomma博士は、次のように述べている。「最新版のAutoForm Tubeソフトウェアソリューションにより、ユーザーは配管部品の複雑さ、これまで以上に高い品質要件、新材料の導入、工程の複雑化など、今後高まる要求に対応するための最良手段を手に入れることができます。AutoForm Tubeソリューションを利用することで、ユーザーは配管曲げ、成形、ハイドロフォームの各工程を総合的に深く理解できるようになります。AutoForm Tubeは、配管部品の設計とシミュレーションを成功させるためのソフトウェアソリューションで、新リリースは4月に発売予定です。」

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