Siemens Digital Industries Software社が3DCADソフトウェア「NX」の最新版を発表

2022年12月26日

Siemens Digital Industries Software社 2022年 12月16日

2022年12月16日 ―― Siemens Digital Industries Software社は2022年12月16日、同社製3DCAD「NX」の最新リリースを発表した。今回のリリースでは、以下に記載の内容を含め、さまざまな機能が強化されている。

コアモデリング
コアモデリングに関して、以下をはじめとする多くの新機能が追加された。

NX Sketchの新しいパターン機能
新しい機能であるパターンリレーションファインディングでは、どのインスタンスがモディファイに関与するかをコントロールすることができる。パターン作成時に検索範囲を設定することができ、関係範囲はパターンダイアログで編集することが可能である。

スケッチソルバーにおけるスライディングリレーション
スケッチソルバーで「スライディングリレーション」を検出できるようになり、設計意図のドキュメンテーションが改善した。修正中に1つの曲線が別の曲線から「スライド」すると関係が失われる可能性があるが、スケッチソルバーが改良されたことにより、この現象が発生しないようになった。

NX Sketchの一致処理の強化
多数の一致シナリオの無効化や、Persistent Point-on-String Relationのエンドポイントのスティッキネスを削除する機能を完全に制御できるようになり、Sketchで一貫性のある修正が可能になった。

その他にも、NXのコアモデリングには、複数ボディへのスレッド伝搬、オブジェクトの移動、マテリアルプロパティのWAVEリンク、ボディの比較などの機能が追加された。

BIM(ビルディング インフォメーション マネジメント)
BIMでは、複雑な建築構造の作成と編集を効率的に行えるよう、ユーザーインターフェイスがカスタマイズ・合理化された。BIMデザインナビゲーターでレベルの迅速な切り替えや、BIMオブジェクトの編集が可能なほか、コンポーネントやフィーチャーも1つのナビゲーターで表示・編集することができる。また、直感的なスケッチ環境で立面線とグリッド線を作成・編集することができるようになった。さらに、業界標準や顧客標準の表示タイプに合わせて線のカスタマイズも可能。壁、柱、床、天井などの構造要素を配置する際に、グリッド線と立面線を簡単に参照することができる。

アセンブリ
負荷性能に重点を置き、JT Moniker Technologyを活用した大容量データの可視化機能やファイルサイズの削減が可能になった。具体的には、多数のフィーチャーに対する最適化の実施、連想フィーチャーの作成とロード時間の短縮(1.2倍~25倍)、PRTファイルのサイズを平均5.7%削減、KFフレームワークへの依存を解消などの機能が追加されている。さらに、Simplify Assemblyのプロセス改善、Design SessionsとWorksetsにおけるパーティションの開発、Design Worksetsのスマート・ディスカバリー機能、一般的なパフォーマンスの向上など主要機能の改良が実施されている。

MBD(モデルベース定義)
自動化の可能性を広げるMBD Logic Editorでは、フィーチャーコントロールフレームの自動オーサリングと修正の追加、コンポジットフレームのサポート強化、先頭と末尾のゼロのサポートなどの機能が追加された。その他にも、効率性向上のために機能やワークフロー、UIが改良され、NX Technical Data Packageのワークフローサポートが強化されている。

コンポジット
数多くの新機能が追加されており、具体的には、フィーチャーの直感的な領域選択、フィーチャーのインタラクティブなリージョン選択、インタラクティブなコンポジットナビゲーター、スタックアップを照会・検証するためのデザインステーション、設計意図の明確な伝達を可能にする断面図、ユーザーの必要に応じた更新、製造性を考慮した設計、ネスティングとカッティングのためのフラットパターンのDXFファイルへのエクスポート、全ての機能のジャーナル処理のサポートなどの新機能が搭載された。

More Information