サンディア国立研究所が発電所の炭素排出量を削減できる3Dプリント超合金を新たに開発

2023年 3月 1日

サンディア国立研究所 2023年2月23日

米国のサンディア国立研究所は2023年2月23日、新しい3Dプリント超合金を利用することにより、発電所で炭素排出量を削減しながらより多くの電気が作れる可能性があることを発表した。同研究所によると、アルミニウム42%、チタン25%、ニオブ13%、ジルコニウム8%、モリブデン8%、タンタル4%からなるこの新しい超合金は、高強度、軽量、高温復元力の組み合わせという、これまで実現できなかった特長を有するという。材料の半分以上を単一の材料で構成していない非常に複雑な混合物である今回の超合金は、合金開発における「根本的な転換」となるもので、航空宇宙産業や自動車産業だけでなく、エネルギー分野にも広く影響を与える可能性がある。

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