ノースカロライナ州立大学の研究者が3Dプリント用の高導電性金属ゲルを開発

2023年 7月10日

ノースカロライナ州立大学 2023年7月5日

ノースカロライナ州立大学の研究者が、導電性に優れ、室温で固形物を3Dプリントできる金属ゲルを開発した。この金属ゲルは、ミクロン単位の銅粒子を水に懸濁させた溶液に、液体金属であるインジウムーガリウム合金を少量加え、この混合物を攪拌して得られたもので、このように作られたゲルは、従来の3Dプリントノズルを使用してプリントすることができ、プリント後もその形状を保つ。また、室温で乾燥させると、造形物は形状を保持したままさらに強固になる。また、印刷した物体を乾燥させる際に熱を加えると、急激な乾燥によって構造的な変形が生じるが、この変形は予測可能であるため、印刷された物体のパターンと、乾燥中に物体が受ける熱量を制御することでプリント後に物体の形状を変化させることができるという。

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