マサチューセッツ工科大学(MIT)の研究者が液体金属3Dプリントの高速技術を実証
2024年 2月 7日
マサチューセッツ工科大学 2024年1月30日
マサチューセッツ工科大学(MIT)の研究者が、液体金属で高速3Dプリントできる新しい積層造形技術を開発し、テーブルの脚や椅子のフレームなどの大型部品を数分で製造する手法を実証した。この技術は、液体金属プリント(LMP)という名称で、溶融アルミニウムを経路に沿ってガラスビーズのベッドに堆積させ、アルミニウムが固まると3D構造になる。LMPは、同等の金属積層造形プロセスと比較して10倍以上高速であり、金属を加熱して溶かす手順もほかの方法より効率的だという。LMPでは、スピードとスケールのために高解像度は達成できないものの、一般的な3Dプリント技術で製作されるものより大きな部品を、低コストでプリントすることが可能となる。