SSAB社が3Dプリント用のエミッションフリーのスチール粉末を発表
2024年 4月 8日
SSAB社 2024年4月2日
SSAB社は2024年4月2日、世界初のエミッションフリーのスチール粉末の販売を発表した。この製品は、化石燃料由来の二酸化炭素を排出せずに製造された鋼鉄を使用しており、高強度スチールの特性とともに、3Dプリントで軽量構造を作り出す可能性を備えている。鉄鋼製品の3Dプリントでは、鉄鋼生産が主なCO2排出源となるが、SSAB社のエミッションフリー鋼材を化石燃料不使用のエネルギー源で粉砕することで、製鋼でのCO2排出量が実質的にゼロになる。SSAB社によると、高強度鋼部品を3Dプリントすることで原材料の使用量を削減し、最終製品の軽量化と機能性の向上を図れるようになり、これは特に軽量化、性能向上、CO2排出量の削減を目指す自動車や重機などの業界にとって重要であるという。