マサチューセッツ工科大学とテキサス大学オースティン校の研究者が新しいチップベースの3Dプリンターを開発

2024年 6月17日

マサチューセッツ工科大学 2024年6月10日

マサチューセッツ工科大学とテキサス大学オースティン校の研究者が、世界初となるチップベースの3Dプリンターのプロトタイプを開発した。この3Dプリンターの光学装置はコインほどのサイズで可動部分がなく、手のひらに収まるほど小さい。ミリメートルスケールのフォトニックチップが再構成可能な光を液体の光硬化性樹脂に放出し、チップに配列された光アンテナから放射される可視波長の光に樹脂がさらされると急速に硬化するように設計されており、小さな構造やパターンを数秒で作り出すことができる。今回の発見は、外出先でカスタマイズ部品を素早く製造するための、コンパクトで持ち運び可能な低コストの3Dプリンターを開発するための第一歩となるという。

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