トロント大学の研究者らがAIを活用して金属3Dプリントを改善

2025年 6月 4日

トロント大学 2025年5月29日

トロント大学応用科学工学部のYu Zou教授が率いる研究チームが人工知能(AI)を活用して金属3Dプリントの向上を図っている。同チームは、機械学習を活用して、レーザー指向性エネルギー堆積(L-DED)法における金属の溶融・凝固を予測し、最適な印刷条件を見つける最適化フレームワークを開発した。このフレームワークは、完成品の精度と堅牢性を向上させるもので、航空宇宙、自動車、原子力、医療などの産業においてより高品質の金属部品を製造するために使用できる。このアプローチでは、最適なプロセスパラメータをわずか1時間で特定でき、パラメータから形状を正確に予測できることが実証されており、さまざまな材料や部品形状に対応できる汎用性があるため、製造業にとって画期的なものになるという。

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