アリゾナ州立大学の研究者らがAIを用いて316Lステンレス鋼の3Dプリントを強化
2025年 6月24日
アリゾナ州立大学 2025年6月14日
アリゾナ州立大学の研究者らが、人工知能を活用して金属3Dプリントを大幅に向上させ、より高速で正確かつ廃棄物の少ない技術の実現を目指している。この取り組みは、米国国立科学財団(NSF)の資金提供を受けるプロジェクトにおいて推進されているもので、複雑な形状と性能要件を持つ5軸316Lステンレス鋼の海軍プロペラの3Dプリントにおいて、クモの糸よりも細い1ミクロン未満の粒径を実現し、材料の性能を大幅に向上させることを目標としている。研究チームは、プリント中に金属の形成をリアルタイムで学習する物理AI搭載システムを開発して、微細構造の形成をリアルタイムで予測し、シミュレーション時間を大幅に短縮し、プリント精度を向上させることを目指している。この研究結果は従来の方法とベンチマークされ、開発されたツールはオープンソース化される予定となっている。