チューリッヒ工科大学の学生らが革新的な回転式3Dプリント技術を開発

2025年 9月 9日

チューリッヒ工科大学 2025年9月4日

チューリッヒ工科大学の学生らが、円形ツールパスをたどる新しいレーザー粉末床溶融結合方式3D金属プリンターを発表した。回転プラットフォームを備えるこの新しいシステムは、金属粉末の堆積と溶融を単一工程で実施でき、従来機より高速に動作する。また、2種類の金属を同時に加工可能で、製造工程の効率化と材料廃棄の最小化が実現する。この新しい高速マルチマテリアル金属プリンターによって円形部品のプリントが可能となり、ロケットノズルや回転エンジンなど航空宇宙産業の多くの部品に最適なものになると見込まれることから、航空宇宙産業や一般産業など軽量で円筒形状の物体が必要なあらゆる分野での応用が期待される。

More Information