オークリッジ国立研究所の研究者らがデュアルミン3D合金を開発
2025年 9月24日
オークリッジ国立研究所 2025年9月20日
オークリッジ国立研究所(ORNL)の科学者らが、革新的なアルミニウム合金「DuAlumin-3D」を開発し、積層造形技術の可能性を大幅に拡大した。この合金は高温下で優れた強度と変形抵抗性を示し、既知のアルミニウム合金の大半を上回る性能を発揮する。また、従来の合金はレーザー粉末床溶融加工中に割れが生じやすいが、DuAlumin-3Dは同等の熱特性を維持しつつこの問題を克服するため、軽量化を実現しつつ燃料コストの削減につながるものとなっている。DuAlumin-3Dは自動車の高効率エンジンへの応用を主眼としたものだが、航空宇宙分野における軽量化や熱交換器の最適化にも活用可能だという。