ALLPLAN社がBIMソフトウェア「Allpan 2025-1」をリリース
2025年 5月 7日
ALLPLAN社 2025年4月28日
ALLPLAN社が、同社製BIMソフトウェアの最新版となる「Allplan 2025-1」を発表した。Allplan 2025-1は、設計から構築までのワークフローとクラウド接続が改善されたサービスアップデートで、分野を超えたより効率的なコラボレーションを支援することを目的としている。
Allplan 2025-1の主な強化点
SAFの統合によるシームレスな構造データ交換
Structural Analysis Format(SAF)は、BIMPLUSへの直接インポートを可能にし、ExcelでのSAFファイルの追跡・管理ができるようにすることで、BIMプロジェクトの相互運用性をサポートする。これにより、プランニングの透明性が向上し、構造解析をデジタル設計ワークフローとリンクさせることができるようになる。
FRILO by Allplanによる構造ワークフローの最適化
FRILO BIM-ConnectorがBIMPLUSに統合され、構造エンジニアリングのワークフローをサポートするようになった。これにより、エンジニアはAllplan、SDS2、その他の互換性のあるツールから3Dモデルデータにアクセスできるとともに、IFCおよびSAFファイルをFRILOにインポートし、構造解析やコンポーネント図面の作成を行うことができるようになる。このアップデートは、調整を向上させ、設計精度をサポートすることを目的としたものである。
BIMPLUSとAllplan Exchangeを活用した統一された2Dおよび3Dデータ管理
プロジェクト調整のために、BIMPLUSとドキュメント管理システムAllplan Exchangeが接続された。この統合により、ユーザーはプロジェクト間で2D図面、ドキュメント、3Dモデルを同期できるようになった。また、新しい「Exchangeからコピー」機能が導入され、関連するファイルを選択して、BIMPLUSに容易に直接転送できるようになり、処理とコラボレーションがさらに進化している。
クラウド機能の拡張とライセンス管理の簡素化
新しいクラウドベースのライセンス管理システムにより、ユーザーはデバイスや場所に関係なく、より柔軟にAllplanにアクセスできるようになった。また、Allplan Connectダッシュボードを介したリアルタイムのライセンスモニタリングによって管理が簡素化されており、ハイブリッドチームにとって理想的なものとなっている。
これらの最新の進歩と多くの機能強化が導入されたAllplan 2025-1は生産性を大幅に向上させ、建設業界全体のデジタルコラボレーションを強化する。