3Dプリントで小規模水力発電のコスト削減を実現
2026年 5月19日
米オークリッジ国立研究所(ORNL) 2026年5月17日
米オークリッジ国立研究所(ORNL)の製造実証施設(MDF)は、スタートアップCadens社と協力し、3Dプリンティング(積層造形)を活用して小規模水力発電部品のコスト削減に取り組んだ。米国には約9万のダムが存在するが、発電に利用されているのは3%未満にとどまり、多くが未開発の小規模水力資源として潜在力を有している。一方で、小規模水力ではカスタム設計が必要となるため、コストの高さが普及の障壁となっていた。この課題に対し、PVC管を基盤としつつ必要部品のみを3Dプリントでカスタマイズする設計を採用。炭素繊維強化ABS製のドラフトチューブや、成形用の3Dプリント金型などを活用した。従来比で最大40%のコスト削減が見込まれ、試作タービンは6年以上連続運転されており、設計開発やエネルギー研究の基盤として活用されている。