オーストラリア企業Luyten社がタワークレーン搭載型コンクリート3Dプリンター「ASCEND A27」を発表
2026年 6月15日
Luyten社 2026年6月12日
Luyten社は2026年6月12日、高さ100mまでの構造物を構築できる「世界初」のタワークレーン搭載型コンクリート3Dプリンター「ASCEND A27」を発表した。従来のシステムは、固定された水平レールに沿って移動するガントリーフレームを使用し、低層建築物の高さに制限があったが、ASCENDはこの構造を45mの作業半径を持つタワークレーンベースに置き換え、単一の設置ポイントで大規模な建設現場全体をカバーし、構造物の高さに合わせて追従することを可能にする。このクレーンは1~2日で設置・稼働可能となり、その後はAI駆動のロボット制御システムが引き継ぎ、自動プリントパス生成、建設ワークフローの最適化、そして同社独自のソフトウェアプラットフォームを通じたリアルタイム監視を行う。土地価格の高騰により低層建築が経済的に成り立たず、高層建築が必須となる高密度都市部において3階建て以上の建物に追従できないプリンターでは、こうした市場が抱える問題を解決できないからこそ、Luyten社の100mの印刷能力は最も重要な仕様になるとしている。