建築GX・DX推進事業対象

FARO Orbis Premium

「歩きながらスキャン」なのに高品質な点群データを簡単に生成

FARO Orbis Premiumは、デジタルツインに必要なプラットフォーム作りを革新的な技術でサポートします。GeoSLAMとFlash Technologyを搭載し、簡単に早く高品質な点群データを生成するハンディスキャナーです。

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【補助金対象製品】この製品は、建築GX・DX推進事業の対象です

2025年より、建築BIM加速化事業は「建築GX・DX推進事業」として名称変更されました。新たなBIM補助事業として、代表事業者登録はじめ、申請受付が開始されています。

  • * シリーズの中には、本事業の補助対象とならない製品も含まれている場合があります。ご了承ください。

広がるデジタルツイン

デジタルツインは、製造業やプラント業において、設備の予知保全や運用最適化に広く活用されています。

例えば、工場内の機器や配管の状態をリアルタイムで監視し、異常が発生する前にメンテナンスを行うことで、ダウンタイムを最小限に抑えることができます。また、クラウド技術を活用することで、点群データを関係者間で共有し、遠隔地からでも設備の状態を確認・管理できるようになります。

デジタルツインの進化と3Dスキャナー技術

デジタルツインは、初期のシミュレーション技術から発展しました。初期段階では、単純な3Dモデルを用いて物理的なプロセスを模倣することが主な目的でしたが、センサー技術やデータ解析の進歩により、より再現性が高く精密なデジタルツイン用3Dモデルの作成が可能となりました。

特に、3Dスキャナー、LiDAR(Light Detection and Ranging)、SLAM(Simultaneous Localization and Mapping)などの技術は、デジタルツインの精度と実用性を飛躍的に向上させています。

FARO Orbis Premiumで始めるデジタルツインプラットフォーム作り

FARO Orbis Premiumは、ポータブルでありながら高精度な3Dスキャンを実現し、複雑な形状や大規模な構造物でも迅速かつ正確にデータ化することができます。また、取得したデータはFARO Sphereなどのクラウドサービスと連携することで、安全に管理・共有でき、デジタルツインの構築・活用を促進します。

製品特長

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GeoSLAM技術を搭載

FARO Orbis Premiumは、GeoSLAM技術を搭載しています。GeoSLAM技術は、主に LiDAR(Light Detection and Ranging)センサーを用い、レーザー光による高精度な距離測定と詳細な3Dマッピングを可能にします。

LiDARセンサー

周囲の環境を正確に捉え、ミリメートル単位の精度で距離を測定。

GPS非依存、悪条件下でも使用可能

GPS信号が届かない屋内や地下、薄暗い場所、霧や塵などの悪条件下でも自己位置を推定しながらマッピングを行える。

リアルタイム処理

大量の点群データをリアルタイムで処理し、クラウドへ即座にアップロードすることで、関係者間でのデータ共有を円滑に。

移動スキャンは5mm、固定スキャンなら2mmという高精度

FARO Orbis Premiumは、非常に高精度なモバイルレーザースキャナーです。最新のFlash Technologyを搭載することで、精度は最大2mmまで向上します。

FARO Flashは、FAROが誇る最新技術であるハイブリッドリアリティキャプチャーを実現する革新的な機能です。3Dレーザースキャンの高精度とパノラマカメラの高速性を融合させることで、特に大規模プロジェクトにおけるスキャン作業を効率化します。

高速スキャン

スキャン時間が大幅に短縮され、30秒未満で完了。

高精度

3Dレーザースキャンの精度を維持しつつ、パノラマカメラの速度を活用することで、詳細なカラー化点群データを生成。

オフラインとクラウドの2通りの点群処理ワークフロー

FARO Orbis Premiumは、スキャンデータの取得から最終的なデータ分析までを効率的に行うため、次の2通りの手順があります。

オフライン

オンライン

FARO Streamアプリ

FARO Streamは、FARO製レーザースキャナー(FARO Orbis PremiumやFARO Focus シリーズなど)と、クラウドサービス FARO Sphere XGを連携させて、施設や製造現場での3次元データの取得・保存・再現を効率化するモバイルアプリです。このStreamアプリからFlashスキャンを操作し、取得したデータは、直接Sphere XGにアップロードされ、リアルタイムでの品質管理・検査・分析・共有が可能です。

  • App Store / Google Playから無料ダウンロード可能
  • ターゲット不要の自動位置合わせ
  • リアルタイム表示対応
  • Sphere XGへのクラウドアップロード対応

FARO SCENE

3D点群データの処理、管理、可視化を行うための強力なソフトウェア。FAROのレーザースキャナーだけでなく、他社のスキャナーから取得したデータも効率的に処理し、さまざまな形式でエクスポートできます。自動でターゲットを認識し、スキャンデータを登録するため、処理が迅速かつ簡単。また、取得したデータは仮想現実(VR)環境で体験・評価できます。

FARO独自技術「フラッシュスキャン」による高速・高精度点群生成

FARO Orbis Premium、そしてFARO Focusシリーズには、非常に高速でスキャンできるフラッシュスキャンは、スキャンとパノラマ画像からのハイブリッドで点群を生成するFARO独自の特許技術です。

FARO Focus Premiumの例では、約10秒で低解像度スキャンを行い、それと同時に撮影したRicoh THETAのパノラマ画像から、取得できなかった点を予測し、アップスケーリングすることで2,300万点の点群を生成します。

仕様(Orbisとの比較)

 

製品FARO OrbisFARO Orbis Premium
計測範囲120m120m
1秒あたりの点数640,000点640,000点
点群データの精度5mm5mm
画像の解像度8メガピクセル72メガピクセル
Flash Technologyありあり
Streamアプリありあり
Sphere XGアップロード・クラウド処理アップロード・クラウド処理アップロード・クラウド処理
保護等級IP 54
オンデマンド画像取得機能360°静止画像
価格オープン価格(注1)オープン価格(注1)
  • (注1)価格については、詳しくはお問い合わせください。

デジタルツインプラットフォーム for BIM

大塚商会では、デジタルツインにこれから取り組もうとされるお客様へ、BIMとクラウドを中心にしたプラットフォームの構築をトータルでサポートします。3DスキャナーからBIMソフトウェア、解析ソフトウェアなどツールの提供だけでなく、操作やサポート、アウトソーシングに至るまでをご提案します。

ご興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。