地盤改良の設計計算 Ver.11がリリース

FORUM8新製品情報2024年11月(建築プラントスイートに含まれる製品です)

本製品は、セメント系固化材を用いた深層・浅層混合処理工法の設計計算を行うプログラムです。改良体および地盤の安定計算、沈下の計算、円弧すべりの検討をサポートします(注1)。

建築基準として「2018年版 建築物のための改良地盤の設計および品質管理指針(日本建築センター)」、「改訂版 建築物のための改良地盤の設計及び品質管理指針(日本建築センター)」に準じた深層・浅層混合処理工法の設計、土木基準として「陸上工事における深層混合処理工法設計・施工マニュアル」に準じた深層混合処理工法、液状化基準として「河川堤防の液状化対策の手引き」、「液状化対策工法設計・施工マニュアル(案)」に準じた深層混合処理工法の設計が可能です。

  • (注1)準拠する基準によって、設計項目が異なります。
  • * 本製品の単体価格は、ページ後部に掲載しています。

(左)深層混合処理工法・(右)浅層混合処理工法

建築プラント設計計算ソフトの最新情報を一冊に

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Ver.11.0.0 改訂内容

  1. 土木深層:改良体コラムの自動配置機能の追加
  2. 建築深層:支点配置時の機能拡張

土木基準:深層混合処理工法

改良体の自動配置機能

本製品では、改良仕様画面で入力された改良体の配置タイプ(1本配置、X/Y方向ラップ、両方向ラップ等)や改良体径、間隔、ラップ幅を元に改良率を自動算定しています。ただし、あらかじめ目標とする改良率が分かっている場合にその改良率を満足する配置状態とするには、改良体間隔やラップ幅等の配置条件を一度入力し、計算実行して改良率を確認し、配置条件を変更するといった手順が必要でした。

Ver.11では、改良体配置の支援機能として、目標とする改良率や改良範囲および改良体間隔やラップ幅の範囲を入力し、配置状態の候補を自動生成する機能を追加しました。条件にもよりますが配置候補を複数生成し、画面上でその配置状態を確認できます。
また、改良仕様画面では、指定した配置条件における改良率を表示するようにしましたので、改良率を確認するために計算書を開く必要がなくなりました。

図1:改良体の自動配置

建築基準:深層混合処理工法

建物下の独立基礎としての支点配置の入力機能の改善
Ver.10で追加された支点配置機能の入力、計算、出力の改善を行いました。

(1)曲げモーメントの入力に対応しました。支点配置を行った場合も曲げモーメントを考慮した検討を行えます。

(2)変動軸力入力において、データの関連付け機能を追加しました。本機能により、加力方向によって符号が異なるケースや一律に低減や割増しを行った複数のケースを一括で入力できます。

図2:変動軸力関連付け

(3)計算書において、基礎スラブ単位でまとめた出力に対応しました。従来通り支点順で出力するか、基礎スラブ順で出力するかを選択できます。また、基礎スラブ単位で出力される項目は、改良仕様の登録順で出力されます。改良仕様の登録順は任意に変更できますので、出力順も任意に調整することが可能です。基礎スラブごとに出力することで、基礎スラブごとの条件や結果の比較を容易に行えるようになりました。

図3:基礎スラブ順の出力

(4)支点配置図の単独出力に対応しました。印刷項目の設定画面より支点配置図を単独プレビューできます。選択されている用紙サイズ、用紙方向を考慮し、用紙枠最大に出力します。支点配置のサイズや形状に合わせて、用紙サイズ、用紙方向を変更して出力し、差し込み用の資料としてご活用ください。

図4:支点配置図(横長)

図5:支点配置図(縦長)

参考文献

  • 2018年版 建築物のための改良地盤の設計および品質管理指針 2018年11月30日(第1版) 日本建築センター
  • 改訂版 建築物のための改良地盤の設計及び品質管理指針 平成14年11月30日(第1版) 日本建築センター
  • 陸上工事における深層混合処理工法設計・施工マニュアル 平成16年3月 土木研究センター
  • 河川堤防の液状化対策の手引き 平成28年3月 国研 土木研究所
  • 液状化対策工法設計・施工マニュアル(案)平成11年3月 建設省土木研究所ほか
  • 建築基礎構造設計指針 2019年11月第3版 日本建築学会
  • 道路橋示方書・同解説 V耐震設計編 平成24年3月 日本道路協会
  • 道路橋示方書・同解説 V耐震設計編 平成29年11月 日本道路協会

製品価格

複数製品を導入ご希望でしたら、スイート製品がお得です。

建築プラントスイート 価格

新規1年目

地盤改良の設計計算 Ver.11150,000円(税別)

フローティングライセンス価格(新規1年目)

本体価格の40%を追加いただくことで、誰でもどこでもどのPCでも製品の利用が可能となります。

地盤改良の設計計算 Ver.1160,000円(税別)

サブスクリプション価格(2年目以降費用)

地盤改良の設計計算 Ver.11初年度無償
2年目以降:60,000円(税別)
地盤改良の設計計算 Ver.11 フローティング初年度無償
2年目以降:84,000円(税別)

サポート内容

  • バージョンアップ無償提供
  • 電話問い合わせテクニカルサポート
  • 問い合わせサポート(電子メール、FAX)
  • ダウンロードサービス
  • 保守情報配信サービス

本製品を除くお得なスイート製品については、製品情報にてご確認ください。

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