熱設計PAC 機能紹介
主要機能
マルチブロック&メッシュ
複雑なモデルには、形状表現のために多くのメッシュが必要になります。必要な部分のみ細かなメッシュに分割できるマルチブロックは大規模解析に必要不可欠な機能です。
計算速度
直交構造格子の採用により、高速演算、高安定性を確保しています。形状が結果に大きく影響しない空間の熱・流れ検討において、すばやく必要な結果を導き出せます。
HeatPathView
放熱の設計では、熱の移動を詳細に把握することが、次の設計につながる大切なプロセスになります。熱の移動を部品ごとや伝熱条件ごとにグラフを用いて視覚化することで、より直感的に認識が可能になります。
ファンモデル
ファン設置領域にP-Q特性でのファン性能の考慮ができ、ファンによる流れを簡易的に再現することができます。また、ファン回転により予測される流れのパターンも考慮されます。
ポストプロセッサー機能
ポストプロセッサーは、計算結果から設計上必要なエンジニアリングデータを容易に得ることができます。実機では、計測の困難な複雑な形状や物体内部の状態も簡単に把握できます。これらの情報は、熱や流れの状況を把握しやすいように多彩な表現方法で可視化でき、情報共有やディスカッション、およびプレゼンテーションなどで大きな力を発揮します。
さらに、複数の結果を描画して比較したり、数値をグラフや表に落とし込んだりすることで、定量的に結果を分析することも容易です。また、大規模計算の結果データを高速に処理する並列化にも対応しています。
多彩な描画機能(一例)
- ベクトル図
- 流線図
- 等値面
- コンター図
- 流跡線図(SCRTY/Tetraのみ)
- オイルフロー
便利な処理機能(一例)
- 自動アニメーション作成機能
- 表示状態の保存機能
- 結果比較機能
- 子午面展開表示機能
- 演算機能(積分、関数登録)