DraftSightの無償版提供が終了。有償版でできることとは?

DraftSight無償版から有償版への切り替えをご検討の方に読んでいただきたい

これまで、ダッソー・システムズ社より提供されていた無償2次元CAD「DraftSight」の提供が終了となり、2019年12月31日をもって使用できなくなります(バージョン2018 / Xおよびそれ以前のバージョン)。

今後は有償版のみの提供となりますが、有償版はどのような操作ができるのでしょうか?

この記事を詳しく解説した資料があります

DWG形式だから主要な2次元CADと同等の操作性

DraftSightはデフォルトで扱うネイティブファイル形式がDWGです。汎用2D CADの代表格であるAutoCADと高い互換性を持ち、DWG形式での読み込み・書き出しを行えます。

インターフェイスや操作性は主要な2次元CADと同等のため、2D CADユーザーであれば特別なトレーニングを受けずにお使いいただけます。

独自のインターフェイス

ダッソー・システムズ社のCAD製品で培われた操作性向上効果のある機能をDraftSightに取り込んでいます。

ヘッズアップ表示ツールバー(Pro)

基本2Dドラフティング機能

作成コマンド修正コマンド寸法コマンド
線分移動スマート寸法
放射線コピー長さ
構築線オフセット平行
ポリライン尺度円弧長
スプライン回転半径
ヘリカル鏡像直径
スケッチパターン(円形・線形・パス)角度寸法
リッチラインAlign(整列)並列
四角形トリム直列
ポリゴン延長座標
リング分割ROTATEDDIMENSION(回転長さ寸法)
2Dソリッド点で分割斜線
円弧結合幾何公差
LENGTHEN(長さ変更)中心マーク
楕円弧ストレッチ中心線
楕円面取り寸法を分割
フィレット寸法の関連づけ
ハッチングCONVERTPOLYLINE(ポリライン変換)-
塗り潰しTXTEXP(テキスト分解)-
領域境界分解-
リージョン削除-
マスク重複を破棄-
クラウドポリライン編集-

図面拡張機能

基本2Dドラフティング機能に加えて、作業時間を短縮する拡張機能もあります。

  • 関係式を使用したテーブルセルの計算

  • 標準規格の部品や加工注釈を簡単に作成できるToolbox

  • ラスターをベクターに変換するImage Tracer

  • DrawCompare:エンティティの違いを特定して色分け表示で比較結果確認

DraftSight製品構成

DraftSight 2019より、2Dパラメトリック拘束や3Dモデリングツールを備えたパッケージが登場しました。ネットワークライセンスおよびテクニカルサポートの運用をサポートするパッケージもご用意しています。

  • DraftSight Standard:基本的な2D CAD図面機能
  • DraftSight Professional:基本的な2D CAD図面機能、図面機能拡張、API機能
  • DraftSight Premium:基本的な2D CAD図面機能、図面機能拡張、API機能、3次元作成機能
  • DraftSight Enterprise:DraftSight Professionalの全ての機能+ネットワークライセンス、テクニカルサポート
  • DraftSight Enterprise Plus:DraftSight Premiumの全ての機能+ネットワークライセンス、テクニカルサポート
含まれるツール、機能の比較
機能StandardProfessionalPremiumEnterpriseEnterprise
Plus
2D作図・
編集ツール
2D
注釈ツール
コミュニティ・
学習リソース
PDF
アンダーレイ
-
Toolbox
(標準規格データ)
-
バッチ印刷-
DrawCompare
(図面比較)
-
パワートリム-
Gコード
ジェネレーター
-
DGNインポート-
DraftSight APIs-
イメージトレーサー-
テーブルでの
計算式
-
ハッチと
グラデーションの
トリミング
-
3Dモデリングツール---
2D拘束
(パラメトリック
拘束)
---
ネットワーク
ライセンス
---
テクニカルサポート---

さらに詳しく知りたい方へ無料資料請求

本トピックスでご紹介しきれなかった内容を資料にまとめています。もちろん無料! ぜひ情報収集や検討資料としてお役立てください。

汎用2次元CAD DraftSightのご紹介

主な内容

  • DraftSight概要
  • 基本機能
  • Professional、Premium機能