「スマホで代用できる?」見落としがちな、スマートグラスを使うメリット

スマホではなくスマートグラスを利用するメリット

スマートグラスをご検討しているお客様の中には、「スマートフォンやタブレットといったデバイスで代用可能なのでは?」とお考えの方も多いかもしれません。そこで本記事では、スマートフォンではなくスマートグラスを利用するメリットをご紹介します。

作業の効率アップと安全性の確保

スマートグラスの導入検討で、一番にあがる導入検討理由は「両手がフリーで作業できるようにして作業性の向上したい」という声をお聞きします。加えて、見落とされがちなポイントですが、両手がフリーで作業できることで現場作業の安全性を確保でき、労働災害の防止につながることもポイントです。デバイスと工具を持ち替える手間をなくすことで、片手がふさがった不安全な状態での作業を回避できます。

特にスマートグラスの利用者は、不慣れな作業者であるケースが多いと思われます。そのような利用者は、危険作業に対する認識も薄い可能性があります。現場作業に集中し、とっさのトラブルに対応するためにもハンズフリーの状態で作業ができるスマートグラスの利用をお勧めします。

作業者の視界に近い映像を撮影できる

スマートグラスなら作業者の目の位置に近いところにカメラがあるので、作業者の視界に近い映像を撮影できます。下記のようなユースケースでメリットがあります。

遠隔作業支援・ビデオ通話

スマートフォンを置いたり手に持ったり・・・・・・

スマートフォンなどを使ってもビデオ通話で作業内容を伝達することはできます。しかし、作業者が作業を開始する際にはスマートフォンを置く必要があり作業の様子を映せません。つまり、遠隔地にいる指示者は、作業者が行っている様子をリアルタイムで確認できなくなってしまいます。

スマートグラスであれば作業者の目の近くにカメラがあるので、作業者の視界に近い映像を遠隔地にいる指示者と常に共有することができます。指示者は作業に誤りがないかを確認しながら適切に作業を指示できます。

熟練者の作業手順を作業者目線で記録する

熟練者と同じ目線の映像を何度も見返すことができる

スマートグラスなら熟練者による一連の作業手順を作業者目線で録画できます。それにより、紙のマニュアルには記録できないノウハウも熟練者の音声と合わせて残すことができます。もちろん、録画映像の再生もスマートグラスなら可能ですので、熟練者目線の動画と同じように作業をトレースすることができます。

これらのメリットを享受できるデバイスは?

今回あげたメリットを享受するためのポイントは、スマートグラスを利用することによってスマートフォンやタブレットと工具の持ち替えを極力減らすことです。

ただ、スマートグラスの製品群には、手元のコントローラーで操作するデバイスやスマートフォンの画面を目の前にミラーリングするような製品もありますが、そのような製品ではデバイスの持ち替えが結局必要になります。そのような持ち替えを極力削減するためにも音声操作ができるデバイスを選定されることをお勧めします。

音声操作ができるデバイスは次の二つの製品です。

RealWear

RealWearは全ての操作が音声で操作できる100%ハンズフリーを実現。95dBの騒音下なら音声で操作が可能です。防塵防水・耐衝撃性に優れた堅ろうなスマートグラスです。

RealWear 製品情報

HoloLens 2

HoloLens 2では、音声による操作が一部のアプリで対応しています。音声以外にもジェスチャーや視線で操作できます。MR映像技術による深い没入感が魅力で、新人教育トレーニングにも活用されています。

HoloLens 製品情報