部品表情報連携による概算見積り作成業務の効率化
部品表情報連携による概算見積り作成業務を効率化したカスタマイズ事例をご紹介します。
社内には製品原価を管理するツールとして「生産管理システム」、部品の構成表(部品表)を管理するツールとして「BOMシステム」などさまざまなシステムがあります。業務を遂行するにあたって一度に複数の情報を確認したいとき、個別にシステムを起動し、情報をひも付けながら確認しなければならず、多くの工数がかかってしまいます。
そこで、大塚商会では複数システムを連携するカスタマイズを実施し、一つのシステムに集約して情報を確認できるようにしました。図は一例ですが、CADデータ管理システム(PDM)と生産管理システムを連携しています。見積・設計などの業務のフェーズごとに、必要な情報を適切なタイミングで受け渡す「連携カスタマイズ」を実施しました。
開発前後の比較
開発前
- 概算見積に時間がかかり、困っている。
- 設計工数削減による開発期間短縮、コストダウンを実現したい。
開発後
- 各部品の原価の把握が容易になり、製品のコストダウンにつながった。
- 概算見積を素早く作成でき、営業活動の機会損失が減った。
- 各部門で持っていた情報が共有されことで部門間の情報伝達速度が上がり、製品開発期間が短縮された。
このようなお客様にお勧め
次のような目的をお持ちのお客様にお勧めです。
- 過去に設計した製品の金額の把握を容易にする。
- 設計管理情報に製品価格をリアルタイムに反映し、コストを可視化する。
- 概算見積作成時にPDMから製品の原価情報を素早く確認する。