iPadを用いたペーパーレス帳票システムで、大型モーターサイクル製造の最終工程である完成車検査業務の効率化と精度向上を実現

川崎重工業株式会社

業種: 重工業
事業内容: 川崎重工業グループは、子会社100社・関連会社30社により構成。船舶海洋事業、車両事業、航空宇宙事業、ガスタービン・機械事業、プラント・環境事業、モーターサイクル＆エンジン事業、精密機械事業、その他事業を広範囲に展開している
従業員数: 35,124名（2017年3月現在）
サイト: https://www.khi.co.jp/

導入事例の概要

川崎重工業株式会社は、船舶海洋事業、車両事業、航空宇宙事業、ガスタービン・機械事業、プラント・環境事業、モーターサイクル＆エンジン事業、精密機械事業などをグローバルに展開し、社会の発展に大きく寄与している。大型モーターサイクルの製造拠点である明石工場では、完成車検査の効率化と精度向上を図るため、品質管理部門において現場記録・報告・閲覧ソリューション『ConMas i-Reporter』を導入。これにより、チェックシートの作成時間が1/3弱に短縮されるなど、飛躍的な業務改善を実現している。

導入の狙い

完成車検査のチェックシートの作成時間を短縮したい
膨大な検査結果を電子データ保管することでトレーサビリティを向上したい
検査業務の精度向上を図りたい

解決策

大型モーターサイクルの完成車検査の効率化と精度向上をご支援

導入製品

ConMas i-Reporter

導入したメリット

チェックシートの作成時間が1/3弱に短縮できた
文字だけでなく写真を活用することで検査業務の精度が向上した
新人の検査員もベテランと同じように迅速に対応できるようになった
iPadによるペーパーレス化で間接費用が一気に削減できた

大型モーターサイクルを量産する明石工場

明石工場では、徹底した品質管理の下、「Ninja H2/H2R」や「Z900」といった高性能な大型モーターサイクルを量産している。

また明石工場では、大型モーターサイクルの出荷前に完成車検査を実施し、それぞれの仕様に適した部品が使われているかなど、入念にチェックしている。

完成車検査場では、検査員がiPadを使って各車種の検査項目をチェック。部品の取り付け位置も画像で確認できるため、検査精度が格段にアップした。

お客様の声をご紹介

モーターサイクル＆エンジンカンパニー品質保証本部品証管理部
品質管理課課長中村和正氏

「以前は、完成車検査のチェックシートにテキスト情報しか記載できず、検査員にチェック内容を正確に伝えることが難しかったのですが、現在は部品の取り付け位置などの写真も貼り付けられるため、一目瞭然で検査を行えます」

モーターサイクル＆エンジンカンパニー品質保証本部品証管理部
品質管理課職場長清原和彦氏

「今回のシステム開発では、現場サイドからもさまざまな意見を出させていただきました。当初は本当に実現できるのか半信半疑のところもあったのですが、情報システム部の尽力のおかげで理想的なシステムが完成しました。今回、ITを活用したことで大きな成果が生まれました。今後も新たなITシステム導入の可能性を検討して業務改善をしていきたいです」

モーターサイクル＆エンジンカンパニー品質保証本部品証管理部
品質管理課班長丸山武氏

「これまでは、紙に印刷された作業基準書から必要なデータを取り出して、チェックシートに入力するのが手間でしたが、今は作業基準書のデータを直接チェックシートに取り込めて、記入ミスがなくなりました」

モーターサイクル＆エンジンカンパニー企画本部オペレーション企画統括室
情報システム部技術システム課課長浜野道知氏

「今回、大塚商会さんからiPadとConMas i-Reporterを導入したことで、完成車検査業務の飛躍的な効率化を図ることができました。今後も新しい情報や他社の成功事例などを随時提供していただけると、非常にありがたいです」

モーターサイクル＆エンジンカンパニー企画本部オペレーション企画統括室
情報システム部須田昌樹氏

「新システムを機能させるには、現場にとって使いやすいということが重要です。多くの現場の声を拾い、違和感なく新システムに移行できるように工夫しました。今後も業務改善に役立つ使いやすいシステムを提供していただきたいです」

大塚商会担当者からのコメント

「業務改善に役立つ使いやすいシステムをご提供します」

今回ご導入いただいたConMas i-Reporterによって、完成車検査業務の効率化と精度向上を実現されました。今後も業務改善に役立つ使いやすいシステムをご提供します。