Sigmetrix社が公差解析ソフトウェア「CETOL 6σ version 10.4」をリリース

2020年 8月17日

Sigmetrix社 2020年8月12日

2020年8月12日 ―― 機械公差管理を専門とするSigmetrix社は2020年8月12日、同社製公差解析ソフトウェアの最新版となる「CETOL 6σ version 10.4」をリリースした。CETOL 6σ version 10.4はリリースと同時にダウンロード可能となっている。

公差解析は企業のビジネスにさまざまな利益をもたらす。公差解析により、品質と製造コストとのバランスをとることで、製品の収益性を向上させることができる。加えて、設計および試作サイクルを削減することにより、製品をより早く市場へ投入することが可能となる。最終的に、公差解析を導入することでコストを要する投資を実施する前の時点で、正しく意思決定し、自社製品に自信を持てるようになる。

Sigmetrix社代表取締役のJames Stoddard氏は、「設計段階から製造段階、そして顧客の手に渡る段階へ移行するにつれて、高品質な製品を実現するために要するコストは指数的に増加します。CETOL 6σは、開発プロセスのより早い段階で問題を発見し、解決するためのツールを技術者へ提供し、製品の収益性を最大化するうえで役立つでしょう」と述べている。

CETOL 6σにより、製品開発チームが開発している設計中の製品に含まれる寸法公差および組立公差がもたらす、複雑な影響を容易にかつ完全に把握することが可能となる。このため、製造時に、あるいは最悪の場合には顧客の手に渡った後に問題が発生する前の段階で必要な調整作業を実施できるようになる。このとき、各ユーザーの専門知識レベルに応じて、同ソフトウェアによる異なるレベルの支援を利用することができる。

CETOL 6σ 10.4では、以下の機能強化が実装されている。

  • 片側測定要件:測定要件を定義する際に、上限または下限のみを指定可能。
  • レポート生成機能の改良:レポートテンプレートへ、レポートレイアウト用のターゲットアプリケーションにおける読み込み方法および後処理方法を指定するオプションを追加。
  • 新規CETOL解析の開始または以前に保存されたデータを用いた作業の自動化を可能とする、Creo用新規コマンドライン実行オプションを追加。
  • 選択プロセスの改善:ジョイントまたは計測を追加する際に、最初のフィーチャを選択した後に当該部品を非表示または半透明表示とし、2つ目の部品を容易に選択できるようになっている。
  • 精度管理の強化:公差の値を入力する際に、ユーザーが入力した桁数に応じて精度を自動的に増加させる一方、ユーザーによる明示的な指示なしには精度を下げないよう改良。
  • リネーム済みアセンブリに対するデータ管理機能の改良:モデルデータがトップレベルアセンブリに保存されており、かつCADアセンブリがリネームされた場合に、保存済みのデータが存在することに気付けるようにCETOLが通知し、また新しい名前のアセンブリへ紐づけられるようになっている。
  • 重要度に関する調整:一部のアドバイザーメッセージの重要度について、異なる種類のメッセージ間での一貫性を改善するよう調整されている。
  • Analyzerの名前付け機能の改良:Analyzerにおいて、新たにアセンブリや部品、および参照付きアノテーションのCAD名が適切な列に入力されるよう改良されている。

Sigmetrix社は、機械公差管理を通じてより良い製品をユーザーが設計し、製造できるようにするための完全なポートフォリオを提供している。CETOL 6σに加えて、Sigmetrix社は以下の一連のソフトウェアとトレーニングソリューションを提供している。

  • EZtol:アセンブリ内で複数の1次元公差解析を容易に実行し、管理し、レポートを生成するために設計された1次元解析ツール。
  • GD&T Advisor:PTC Creo環境におけるGD&T(幾何公差)の正しい適用についての専門的なガイダンスを提供するインタラクティブツール。
  • GD&Tや公差解析、寸法管理、およびMBD / MBEなどのさまざまな主題に関するトレーニング。
  • 公差解析およびGD&T定義に関する長年の経験を積んだコンサルティング・導入サービスチームによる、ユーザーチームを増強し、プロジェクトを加速し、製品アセンブリの解析を実行するためのさまざまなコンサルティングサービスの提供。

CETOL 6σ 10.4

CETOL 6σの機能に関する詳細情報

More Information