SPECapcがSOLIDWORKS 2020用ベンチマーク「SPECapc for SOLIDWORKS 2020」をリリース

2020年10月 5日

SPECapc 2020年10月2日

2020年10月2日 ―― 非営利団体SPECapc(SPEC Application Performance Characterizationプロジェクトグループ)は2020年10月2日、Dassault Systemes社製CAD/CAMアプリケーションSOLIDWORKS実行用ワークステーション評価ソフトウェアの最新版となる「SPECapc for SOLIDWORKS 2020」をリリースした。同ベンチマークは、64ビット版Windows 10プラットフォームでの実行を前提として設計されている。SPECapc for SOLIDWORKS 2020ベンチマークには、グラフィックスおよびCPU機能の全領域を実行するための50種類のテストと計10個のモデルが実装されている。メモリー展開時のモデルサイズは392MBから2.3GBとなっている。同ベンチマークの主な新機能は以下の通り。

  • SOLIDWORKS 2020の強化されたグラフィックスインターフェイスを用いたテスト
  • ファイル変換と解析に関する2種類の新規CPUテスト
  • SOLIDWORKSの2D製図モードで実行される新規テスト

SPECapc for SOLIDWORKS 2020ベンチマークの開発にあたっては、Dassault Systemes社が大きく貢献しており、新規製図モードの実装に関する支援やソフトウェアの早期イテレーションのための品質テストを実施している。
Dassault Systemes社グラフィックス・アンド・アドバンスト・ビジュアライジング部門取締役のSiddharth Palaniappan氏は、「SPECapcベンチマークは、SOLIDWORKSの将来バージョンを開発するうえでの大きな財産であり続けてきまました。SOLIDWORKS 2020を実行するためのワークステーションのパフォーマンスの最大化に尽力する弊社ユーザーにとって、このベンチマークソフトウェアが有益となることを確信しています」と述べている。
SPECapc for SLIDWORKS 2020は、2019年10月にリリースされたSPECapc for SOLIDWORKS 2019ソフトウェアに続くリリースとなる。
SPECapc議長のTrey Morton氏は、「SPECapc会員による厳格かつ時宜を得たテストに加えて、Dassault Systemes社との緊密な連携により、世界中のSOLIDWORKSユーザーのパフォーマンス評価ニーズを満たすための開発サイクルを加速することができました」とコメントしている。

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