KOKONI社がAI3Dモデリングを搭載した新型3Dプリンター「KOKONI EC-1」を発表

2022年 7月19日

KOKONI社 2022年7月13日

KOKONI社は2022年7月13日、世界初と謳うAI3Dモデリングを搭載した3Dプリンターの「KOKONI EC-1」を発表した。同社は革新的な3Dプリントソリューションで仮想世界と現実世界をつなぐことに注力する香港の企業である。

Indiegogo(クラウドファンディングサイト)で販売されているこのKOKONI EC-1は、スマートフォンと同プリンターだけで、誰でも簡単に、そして手頃な価格で、2D画像からフォトリアルな3Dモデルを作成することができる。

EC-1を使用するには、ユーザーはモバイルアプリをダウンロードする必要があり、その後、写真を撮るまたはアップロードするだけで、フォトリアリスティックで精度の高い3Dモデルを直接プリントし、作成することができる。EC-1の高度なスマートAIアルゴリズムにより、2D画像は非常に簡単かつシームレスに3Dモデルへ変換される。

KOKONI社では、この高度なAIアルゴリズムにより、誰でも創造性、想像力を現実のものにすることができ、初心者、趣味、専門家を問わず3Dモデリングの世界を探求する素晴らしい方法であると伝えている。

これまで、2D画像から3Dモデルを作成するには、画像を別のファイル形式に変換を行う、もしくは特定のプログラムを使用するなど、数多くの手順が必要とされていた。例えば写真測量と呼ばれるプロセスでは、一連の2D画像を使用して3Dモデルを作成することが可能となっている。ほかにも、Smoothie 3Dのように、単一の2D画像から3Dモデルを作成できるツールもあるが、いずれも長時間の作業が必要とされていた。

KOKONI社CEOのChen Tianrun氏は次のように述べている。「バーチャルリアリティーが日常生活の一部となるにつれ、私たちはバーチャルとリアルの世界を結びつける方法を常に模索しています。EC-1はその一環で、強力なAIアルゴリズムによって誰でも簡単に3Dモデリングを行うことができるようになりました。おかげで今は、複雑なモデリングソフトを操作したり、高価なデバイスを使用したりする必要はありません。スマートフォンとKOKONI EC-1があれば、ボタン一つでフォトリアリスティックな3Dアバターやモデルなどを生み出すことができるのです。」

KOKONI EC-1では専用に開発されたノズルとPLAフィラメントを搭載し、最大80mm / 秒の速度で印刷する、静かで高速なマシンである。また1.4GHzクアッドコアプロセッサーと自社開発の静音ドライバを搭載し、統合AIモーションコントロールとともに、高速処理を実現している。

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