ミシガン大学の研究者が環境にやさしく低コストの3Dコンクリートプリント技術を開発

2023年 4月 3日

ミシガン大学の研究者が、環境にやさしい構造を低コストで実現する3Dコンクリートプリント(3DCP)技術を開発した。同技術は、超軽量で廃棄物のないコンクリートを作成する方法で、同サイズの従来の固形コンクリートと比較して72%の軽量化を実現したという。現行の一般的な3DCPには幾何学的な制限があり、直交する壁のような単純な形状への応用が制限されるため、複雑な形状を伴う軽量なコンクリートを作成するのは困難であった。このような中、ミシガン大学の研究者チームは、トポロジー最適化された部品の形状や幾何学的特徴から非平面的かつ可変的な材料堆積を相乗的に行う計算モデルを作成した。構造上必要な場所に正確に材料を配置することで効率的な利用が可能になり、過剰な材料の使用による不要なコストを排除することができる。同研究には3Dコンクリート建築の大手企業が注目しているという。

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