Eptura社が統合型ワークプレイス管理システム「Archibus」をアップデート

2023年 5月15日

Eptura社 2023年5月9日

Eptura社は2023年5月9日、同社製統合型ワークプレイス管理システム「Archibus」の一連のアップデートを発表した。今回のアップデートではさまざまな機能強化が実施されており、中でもArchibusのBIMビューワーツールが新機能として追加され、建設後の建物管理がより効率的に行えるようになった。

建設後のコスト削減

建物のライフサイクルにおけるコストの80%は建設後のフェーズに関連すると言われている。そのため、建設中のデータを建設後のオペレーターにスムーズに転送し、ライフサイクルの継続性を確保することが重要になってくる。今回、ArchibusのBIM Viewerがアップデートされ、Autodeskプロジェクトでのデータフローが合理化された。また、施設管理者が建物のモデルやビューをより自由にコントロールできるようになっている。

このような状況の中、空間の利用データはプランニング担当者、とりわけ空間の統合や増設を提案するプランナーにとっては非常に重要なものとなっている。これについて、Eptura社の最高技術責任者であるPaul Phillips氏は次のように説明する。

「空間の活用について決定する際にデータは究極の原動力となるものであり、当社はお客様から信頼していただけるような可視性とコンテキストを提供するよう努めています。当社は、AutodeskやVergeSenseのようなパートナーとの協働によって、建物の運営方法の見直しや、さまざまな要素のデジタル化を行い、お客様が必要とする意思決定ツールをより便利な形で提供しています」

VergeSenseの統合

Archibusは、VergeSenseの建物の利用状況に関するインテリジェンスプラットフォームと統合されている。空間プランナーはVergeSenseのセンサーハードウェアやIoT人感センサーを導入して、そこで働く人々がワークスペースをどのように利用しているかを記録することができ、これらのデータポイントをArchibusに取り込むことで、実際のスペース利用を高精度に測定できるようになり、ワークスペースを効率的に整理・最適化し、コストを削減することが可能となる。

Archibus Workplaceアプリの改善

今回のアップデートでは、Archibus Workplaceアプリのユーザーエクスペリエンスも向上している。今年初めにモバイルアプリに導入されたサービスリクエスト機能をベースに改良が加えられており、サービスリクエストの回答やドキュメントサポートへのアクセスが容易になった。その結果、リクエストプロセスの各ステップをモバイルデバイスから管理できるようになり、利便性の向上と現場での時間節約が実現した。

Autodesk社のビルディングオペレーション・マネージャーであるSusan Clarke氏は次のように述べている。「Autodeskのお客様は、建物の管理で空間や資産を効率的に維持できるよう、Autodesk Construction CloudやRevitモデルのライフサイクルを建設時以外でも最大化したいと考えています。Archibusのビルディングインフォーメンションモデリングによって、世界中の施設担当者がカスタム3Dビューや、資産やメンテナンスに関するデータ、ドキュメント、ファイルに直観的にアクセスできるようになり、建物のオペレーションのデジタル化が加速しています」

Archibusは、主に複数の不動産を管理する財務部門や施設部門をターゲットとしたものだが、今回の最新のアップデートでは、リース管理者のワークフローの簡素化も目的の一つとなっている。広範なリース物件を管理する組織では、年度末に10件以上のリース更新を管理しなければならなくなることがあるが、Archibusは負担軽減のために一括更新機能を導入し、数分以内に新しいリースを自動生成することが可能となっている。

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