RMIT大学の研究者が超自然的な強度をもつチタンメタマテリアルを3Dプリントで作成

2024年 3月 7日

RMIT大学 2024年2月28日

RMIT大学の研究チームが、3Dプリントで使用できる新しいメタマテリアルを一般的なチタン合金から作成したことを発表した。研究チームは、細いバンドが内側に走る中空の管状格子構造を設計し、その構造を効果的に融合させて応力を均等に分散させることで、負荷応力の集中による早期破損の問題を回避し、自然界にはない強度と軽さを実現した。この材料はレーザー粉末床融合(LPBF)方式で3Dプリントされ、航空宇宙用途で使用される同程度の密度で最も強い合金である鋳造マグネシウム合金ME54と比較して50%強度が高かったという。プリント性と強度、生体適合性、耐腐食性、耐熱性に優れた同材料は、医療機器から航空機、ロケット部品まで多くの用途に用いられる可能性があると研究チームは述べる。

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