UpNano社が石英ガラスを3Dプリントするプロセスを開発

2024年 7月29日

UpNano社 2024年7月24日

UpNano社が石英ガラスを3Dプリントする新しいプロセスをGlassomer社と共同開発した。光学特性、化学的不活性、耐熱性に優れたガラスは幅広い用途に理想的な材料であるが、従来のシリカガラス製品の製法では表面の粗さという問題があった。両社はこれに対処するため、μm範囲のフィーチャーを持つシリカガラス部品をmmやcmの範囲で製造できる高速3Dプリントプロセスを開発した。これは3段階のプロセスで、まず2光子重合(2PP)3Dプリント法で構造を設計・プリントし、その後有機バインダー材料を除去、最後に高温焼結を行う。このプロセスは、エンジニアリング、化学、研究用途など、高解像度と高精度を必要とする大型の3Dプリントガラス部品に最適だという。

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