研究者らがDED用ベイナイト型チタン合金を開発

2024年 8月20日

RMIT大学 2024年8月16日

オーストラリアのRMIT大学、ノーステキサス大学、チェコのTescan Groupの研究者が、チタン、銅、鉄(Ti-Cu-Fe)からなる新しい積層造形向けのベイナイト合金を開発した。現在、積層造形で一般的なチタン合金はTi-6Al-4Vであるが、3DプリントされたTi-6Al-4Vには柱状の前β粒があり、特性の異方性につながる。この課題に対処するために今回の研究が実施され、Ti-Cu-Fe合金の微細構造操作の探求の末、レーザー指向性エネルギー堆積法(DED)を用いたチタン合金の3Dプリントに成功した。この合金では微細構造が大幅に改善されており、低コストの元素粉末とDEDを用いて、機械的特性に優れた強固なチタン合金構造を3Dプリントする可能性が示されている。

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