Vectorworks社がデザインソフトウェア群「Vectorworks 2025」をリリース
2024年 9月17日
Vectorworks社 2024年9月11日
Vectorworks社は2024年9月10日、同社製デザインソフトウェア群の最新版となる「Vectorworks 2025」のリリースを発表した。インタラクティブな機能と高度なツールを完備したVectorworks 2025は、デザイナーが創造的なビジョンを視覚化し、実行する方法を変革するもので、設計のあらゆる段階において魅力的な製品となっている。Vectorworks 2025は、Vectorworks Architect、Landmark、Spotlight、Design Suite、Fundamentals、ConnectCAD、Braceworks、Visionで構成されており、現在は英語版が入手可能である。
Vectorworksの最高製品責任者であるDarick DeHart氏はVectorworks 2025について、「Vectorworks 2025は、ユーザーのデザインとビジュアライゼーションへのアプローチを大きく前進させ、視覚的な理解、コミュニケーション、そして無限の可能性という、全く新しい世界を切り開くものです。私たちは、お客様からのフィードバックに注意深く耳を傾け、ちょうだいした声、提案、要望をこの最新バージョンの優れた機能の多くに取り入れました。熟考と厳選を積み重ねて登場した今回のバージョンは、ワークフローの効率を高め、デザイナーの創造性の限界を押し広げる力を与えてくれるものになっていると信じています」と述べている。
Vectorworks 2025は、デザインソフトウェアのエクスペリエンスを向上させ、デザイナーが品質や効率を犠牲にすることなく、最高のアイデアを実現できるようにする。直感的なビジュアライゼーションとインタラクティブ性に重点を置いた機能強化が実施されており、迅速なモデルナビゲーションを実現するOnscreen View Control、建築や写真のパースを簡単に作成できる2点パース、個々のオブジェクトの可視性を容易に管理できるObject Level Visibility、だれでもどこからでも効率的にドキュメントレビューができるVectorworks Cloud Document Reviewerなどの機能が導入されている。また、Vectorworks 2025では、建築家やインテリアデザイナー向けに、部屋の仕上げを柔軟に管理できる機能やBIMデータの自動割り当て機能が提供されており、ランドスケープアーキテクトやデザイナー向けには、縁石、エッジング、ボーダー用の正確な3Dツールや、強化されたサステナビリティドキュメントが提供されている。今回の新バージョンはまた、Spotlight、Braceworks、ConnectCADのようなエンターテイメント製品に関する投資が増大され、エンターテイメント業界のプロフェッショナルの特定のニーズを満たせるよう、品質を維持しながらのワークフローの効率向上が図られている。今回のアップデートは顧客からのフィードバックを直接取り入れて設計されており、照明、舞台美術、リギング、イベントのプロフェッショナル向けに、最もポピュラーなエンターテインメント業界のツールに対応するような機能や改良が実装されている。さらに、最新のVectorworks 2025では、Vectorworks内で直接利用できるShowcase previzモードや、自動GDTFフィクスチャーマッピングなどの新機能が追加され、ワークフローの効率化とドキュメントの品質がさらに向上している。