Eplus3D社が銅の大判3Dプリントの進化を実現
2025年 3月25日
Eplus3D社 2025年3月21日
Eplus3D社が、先進的な赤色レーザー技術を利用して純銅と銅合金の3Dプリントを進化させた。銅は赤色レーザーに対する反射率が高く、エネルギー吸収率が低いため、積層造形では大きな課題となっていた。従来の赤色レーザーは銅の粉末を完全に溶解できないことが多く、空洞や亀裂などの欠陥につながっていた。これに加え、銅の優れた熱伝導性により熱放散が加速し、反りなどの不具合につながっていた。Eplus3D社はこれらの課題に対応し、同社製3Dプリンターを活用して、メートル単位規模のCuCrZr合金のインペラーなど複数の銅合金製パーツを製作している。これらのパーツは99.97%の密度を誇り、銅の卓越した熱伝導率を維持しているという。