ASTM Internationalが押出3Dプリンター用のセメント系材料のプリント適性範囲を定義する規格の策定を開始
2025年 7月24日
ASTM International 2025年7月17日
ASTM InternationalのF42積層造形技術委員会が、押出成形方式3Dプリンターのセメント系材料のプリント可能性範囲を定義することを目的として提案する規格(WK94968)の開発を進めている。この新しい規格は、セメント系混合物と押出3Dプリンターの最適な互換性領域を流体力学的特性に基づいて特定する試験方法を提供するもので、具体的にはセメント系材料が印刷性を維持しながら高い信頼性をもって押出できる範囲内の降伏応力と粘度の最小値と最大値を定義する。これにより、費用と時間がかかる流体力学試験に依存せずに、押出性能を評価できると同委員会は述べる。