RMIT大学のエンジニアが既存の合金と比較して価格が3分の1の3Dプリント用チタン材料を開発
2025年 8月27日
RMIT大学 2025年8月19日
RMIT大学積層造形センターのエンジニアが、一般的に使用されるチタン合金よりも「約3分の1安い」とされる新型の3Dプリント用チタンを開発した。この研究では、バナジウムの代替として入手容易で安価な材料が使用されており、試験結果によると3DプリントされたTi-6Al-4V合金と比較して強度と性能が向上したうえ、計算上では標準チタンより約29%安価に製造可能だという。また、今回開発された金属はより均一にプリントされるため、一部の3Dプリント合金で機械的特性にばらつきを生じさせる柱状微細構造の発生を回避できるとされる。この技術は仮特許出願済みであり、RMIT大学は現在、航空宇宙産業および医療機器産業向けにこの手法をさらに発展させる商業的機会を検討している。