ウィーン工科大学の研究者らが3Dプリント材料の特性を向上
2025年11月 4日
ウィーン工科大学 2025年10月23日
ウィーン工科大学応用合成化学研究所の研究者らが、3Dプリントされた物体に希望の形状だけでなく、希望する材料特性もポイントごとに与える方法を開発した。この研究は、液体材料に光を照射して行われたもので、光の強さ、波長、温度を変化させることで液体中の分子構成ブロックが固体の物体になる際にどのように結合するかを制御する。この方法により、液体材料の硬化のしかたや、その結果得られる特性を正確に制御することができる。この技術の汎用性は複数の応用例で実証されており、例えば、特定の温度でのみ見えるようになるQRコードや警告シンボルを印刷することが可能となる。この技術は、データストレージやセキュリティからバイオメディカルまで、様々な分野での応用が考えられる。