IronCAD社が3D CAD設計ソフトウェア群「IronCAD DCS 2025」のService Pack #1をリリース
2025年 3月 3日
IronCAD社 2025年2月26日
IronCAD社は2025年2月26日、同社製3D CAD設計ソフトウェア群「IronCAD DCS 2025」の最新のサービスパックとなる「Service Pack #1」のリリースを発表した。このアップデートでは、アプリケーションの品質と操作性の向上が実施されている。
Service Pack #1の新機能
Service Pack #1には、精密配管設計のために設計された新しい配管モジュールのプレリリースが含まれている。一連のツールとライブラリを備えた配管モジュールは、複雑な配管作業を簡素化し、設計プロセスにかつてない効率性をもたらす。
配管モジュールの主要な機能
- 標準ツールボックス:定められた業界標準にアクセスしたり、プロジェクト要件に合わせて仕様をカスタマイズできる。この柔軟性により、ユーザーは国際規格への準拠を確保し、特定のプロジェクトのニーズに合わせて設計をカスタマイズすることができる。
- 自動ルーティングと分割:このモジュールには、効率的な配管レイアウトのための自動ルーティング機能が含まれている。また、配管の分割をサポートし、フランジ、エルボ、継手、溶接ギャップなどのコンポーネントを正確に統合する。
- 動的更新:配管ルートの変更が即座に3Dモデルに反映されるため、リアルタイムの修正が可能になった。この動的更新メカニズムにより、すべてのコンポーネントと接続を正確かつ設計の意図に確実に沿っているものにすることができる。
IronCAD 2025 SP1のその他のハイライト
- プレリリーステスト:配管モジュールのプレリリースが初期テスト用に提供されるようになり、ユーザーは新機能を直接体験して、貴重なフィードバックを提供できるようになった。
- 標準開発:このアップデートには、溶接パイプに関するANSI/GB/ISO規格の基本的な部分が含まれている。正式リリース時には、さらに多くの規格をサポートするためにライブラリが拡張される予定となっている。
- 無償の初期立ち上げ:当面の間、配管モジュールはIronCADの全ユーザーが無料で使用できるツールとして提供される。
- 将来の利用可能性:IronCAD 2026を見据えて、IronCADのArmor Advantage(AA)およびSoftware Subscription(SS)を利用するユーザーには配管モジュールが提供される予定である。AA/SS以外の顧客やサブスクリプションを再開される顧客は、追加年会費の支払後にモジュールが利用可能となる。