Siemens Digital Industries Software社がロジスティクス向けの革新的なソフトウェアソリューションを展示
2025年 3月24日
Siemens Digital Industries Software社 2025年3月18日
Siemens Digital Industries Software社は2025年3月18日、ドイツ・ミュンヘンで2025年6月2日~5日に開催される物流、モビリティ、IT、サプライチェーンマネジメントの見本市「Transport Logistic」において、サプライチェーンのデジタルプランニングとコントロールのための最新のイノベーションを紹介することを発表した。これは、危機に強いサプライチェーン・オーケストレーションの実現に向けたものである。
同見本市では、輸送計画の自動化、サプライチェーンマネジメントにおいて最適化ツールとなるデジタルツインの活用、生産と配送のプロセスをリアルタイムで同期させるコントロールタワーのデモを行う予定になっている。
これについてSiemens Digital Logistics社CEOのVolker Albrecht氏は次のように述べている。「Transport Logistic 2025においてSiemensは、産業・物流企業が効率的かつ持続的にロジスティクスとサプライチェーンネットワークを管理できるようになり、特に現在および将来の課題に対応できるようになる、拡張性のあるITソリューションを紹介します。Siemensのポートフォリオは、工場や倉庫への確実な供給を可能にする数多くのツールを顧客に提供し、資源利用率の向上、コスト削減、カーボンフットプリントの改善など、投資対効果を実現するものです」。
発表予定のソリューションには、高度なアルゴリズムを使用して、貨物のグループ化、ルート計画、コスト管理などの複雑なタスクを自動化し、最適化する「AX4 Transport Optimizer」などが含まれる。車両構成に基づく輸送計画では、重量、容積、パレット数、変動費・固定費の構造などの指標を考慮する。また、最新のアルゴリズムにより、複数の集配拠点を持つマルチストップ輸送であっても、コスト最適化された輸送計画を自動作成することができる。オプションでリアルタイムデータ統合も可能で、輸送計画を動的に調整できるため、企業は変化する条件や要件に柔軟に対応することができる。
さらに、輸送ロジスティクスの分野では、デジタルツインなどのダイナミックなプランニングツールを用いて、産業や取引における弾力的でコスト効率の高いサプライチェーン向けの実用的なソリューションを紹介する。Supply Chain Suiteは、様々なシナリオを分析・シミュレーションすることができ、例えば、調達戦略やネットワーク構成は、運用開始前に詳細に実行して、その結果を予測することができる。Opcenter Intraplant Logistics (IPL)と組み合わせることで、最適化オプションはサプライチェーンから倉庫まで幅広くカバーすることができる。
Siemens Digital LogisticsのControl Towerのようなデジタルソリューションは、どの生産・物流プロセスにおいてもエンドツーエンドの透明性を確保する。システム間のデータを束ねて統合し、生産と物流プロセスのシームレスな同期を可能にするほか、サプライチェーンの可視化分野における機能を備え、循環型経済を機能させるための理想的なエコシステムを形成する。
Siemens Digital Logisticsのソリューションは、ホールB1・ブース113/214のtransport logisticで紹介される。また、ドイツ有数のシミュレーションプロバイダーであるSimPlan社とWagner Informatik社も共同出展する。詳細は
https://resources.sw.siemens.com/en-US/transport-logistic-2025/を参照されたい。