JMAG 解析項目

JMAGの主な解析項目をご紹介します。

モータ設計

  • 誘起電圧
  • コギングトルク
  • コイル鎖交磁束
  • コイル損失
  • パーミアンス
  • 発熱および温度分布
  • 振動
  • 着磁
  • スキュー効果
  • トルク
  • インダクタンス
  • 鉄損
  • 磁石損失
  • 等価回路モデル抽出
  • 応力
  • 放射音
  • 減磁

インダクタンス

モータのインダクタンスを精度よく算出できます。永久磁石モータ用にd-q軸インダクタンスを計算する専用ツールも準備されています。

トルク

磁気飽和や漏れ磁束、動作点などを見ることができます。

温度上昇

各種損失による温度上昇やホットポイントの解析が可能です。

磁気回路の確認

各種モータの負荷時、無負荷時のトルクが計算でき、スキューの影響も取り込むことができます。

損失

鉄損の渦電流損失、ヒステリシス損失への分解や、磁石の渦電流損失を解析できます。

振動・放射音

吸引力や偏心によって引き起こされる振動や、さらに、そこから生じる放射音を解析することができます。

トランス設計

  • チョークコイルAL値
  • スイッチングトランス損失
  • トランステンプレート
  • リアクトル騒音
  • 非接触給電装置漏れ磁束

トランステンプレート

トランスやリアクトル専用の計算アルゴリズムによりインダクタンス、漏れインダクタンス、熱、コア飽和、表皮効果と近接効果を考慮する損失などの基本特性から複雑な現象まですばやく正確にとらえます。

トランステンプレートイメージ

電流・電圧

  • フライバックやフォーワードタイプ用を含む回路計算
  • 各コンバータ用回路と巻線配置による空間漏れ磁束を同時に考慮した電流、電圧特性評価

電流・電圧イメージ

巻線損失

  • 高周波化に伴う巻線の表皮効果や近接効果による電流、損失分布評価
  • コア磁気飽和やギャップからの漏れ磁束による巻線損失評価

巻線損失イメージ

発熱

  • フェライトコア、電磁鋼板、ユーザ定義材料を使用した鉄損評価
  • 鉄損を構成するヒステリシス損失、ジュール損失、寄与度評価

発熱イメージ

鉄損

  • コアの鉄損や巻線の銅損を発熱源とした温度評価

鉄損イメージ

インダクタンス

  • 自己インダクタンス、漏れインダクタンス解析
  • リッツ線やエッジワイズ、コアギャップとの位置関係、巻線配置を考慮した結合評価

振動・騒音

  • コアギャップに働く電磁気的な力を荷重とした振動・騒音評価

誘導加熱

  • 発熱分布
  • 投入電力
  • 平均温度
  • 移動体加熱
  • 熱応力
  • 温度分布
  • コイルインダクタンス
  • 発熱総量
  • 熱変形

発熱分布

どの部分に発熱が集中し、温度上昇の要因となっているかを分析可能です。

発熱分布イメージ

渦電流分布

渦電流が流れる原因となる磁束の流れを確認することができます。ワークと加熱コイルの周囲のどこに磁性体を配置するかという磁気回路の評価を行うことができます。

渦電流分布イメージ

磁束密度分布

渦電流が流れる箇所が発熱します。渦電流の流れをとらえることで複雑な形状でも発熱箇所の制御が可能となります。

磁束密度分布イメージ

ワーク全体の平均温度

抵抗加熱のような均一加熱の場合にはワーク全体の温度を評価することも可能です。

ワーク全体の平均温度イメージ

コイルのインダクタンス

加熱コイル内にワークが存在する場合と空芯の場合とのインダクタンスの違いを比較することができます。

漏れ磁界

加熱コイル周囲に広がる磁束の流れを確認することができます。