基礎の設計・3D配筋(部分係数法・H29道示対応)Ver.5がリリース

FORUM8新製品情報2021年3月:下部工基礎スイート バンドル製品

杭/鋼管矢板/ケーソン/地中連続壁/直接基礎、液状化に対応した耐震設計、図面設計プログラム。公益社団法人 日本道路協会より平成29年11月に発刊された道路橋示方書・同解説を参考に、基礎の設計に対応したものです。

メイン画面

製品構成別対応機能
機能LiteStandardAdvanced
計算液状化の判定
直接基礎
杭基礎
ケーソン基礎 
鋼管矢板基礎 
地中連続壁基礎 
図面作成杭基礎
直接基礎  
その他ESエクスポート(杭基礎)  

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基礎の設計・3D配筋(部分係数法・H29道示対応)Ver.5.0.0 改訂内容

  1. 杭基礎設計便覧(令和2年9月)対応
  2. ハイスペックマイクロパイル対応

プログラムの機能と特長

杭基礎

永続変動作用時の2.5次元解析対応/地層傾斜対応

一般に、橋軸(Y軸)方向、橋軸直角(X軸)方向、鉛直(Z軸)方向の3方向(3次元)を考慮するとき、各軸方向の変位と力および各軸回りの回転変位と回転力を定義すると、変位と力はそれぞれ六つ定義することになります。しかし、本プログラムではZ軸回りの回転変位と回転力(フーチングを上から見てねじ込むような変位と力)を考えていません。従って、考えている変位と力はそれぞれ五つになります。自由度が五つあるので便宜上「2.5次元解析」と称しています。

ではこの2.5次元解析で検討するメリットは具体的にどのようなケースかを考えてみます。通常、地層傾斜なし、杭径・杭長変化なしで計算直角方向に偏心荷重が無い場合であれば、2.5次元解析でも2次元解析でも同じ結果となりますが、偏心荷重がある場合は、2.5次元解析では偏心を考慮した解析を行いますので2次元解析の場合とは計算結果は異なります。実務の現場では地層傾斜なし、杭径・杭長変化なしのケースよりも以下のようなケースが多数を占めるため、この解析が有効な手法になります。

実務現場の基礎設計でよくあるケース

偏心が生じるケース

杭基礎のフーチング下面中心で計算直角方向に水平力、モーメントが生じる場合

  • 上部工が偏心して配置される場合

  • 橋脚柱が偏心して配置される場合

地層傾斜が生じるケース

橋軸方向(または橋軸直角方向)に地層が傾斜している場合

杭径・杭長変化ありを検討するケース

  • 施工現場の状況により右下側の杭径を変更し検討する場合

  • 施工現場の状況により特定箇所の杭長を変更し検討する場合

直接基礎

直接基礎の安定に関する照査

  • 基礎の変位が橋の機能に影響を与えないとみなせる範囲にとどまる
  • 鉛直荷重に対する支持、水平荷重および転倒モーメントに対する抵抗に関して、必要な耐荷性能を有する

今回新しく鉛直荷重に対する支持の限界状態として、基礎底面に作用する合力の照査が追加されました。(下式)

一方、耐荷性能の照査の前提として、基礎の変位の照査も規定されました。具体的には永続作用支配状況に対して、従来の常時相当の設計も満足するように設計する必要がありますが、この照査にも対応します。また、支持力係数の自動算定にも対応します。

図面作成:杭基礎(Lite以上)

  • 場所打ち杭、鋼管杭、鋼管ソイルセメント杭、PHC杭、RC杭、SC杭、SC+PHC杭、PC杭、H形鋼杭の配筋図作成・3D配筋生成に対応
  • 配筋図:SXF(SFC / P21)、DXF / DWG、JWW / JWC形式のファイル出力に対応
  • 3D配筋:3DS、IFC、Allplan形式のファイル出力に対応

図面例:杭基礎

3D配筋(杭基礎)

図面作成:直接基礎(Advance)

  • 直接基礎の配筋図作成・3D配筋生成に対応
  • 脚柱形状:矩形、円形、小判形(柱本数:1~3)
  • 配筋図:SXF(SFC / P21)、DXF / DWG、JWW / JWC形式のファイル出力に対応
  • 3D配筋:3DS、IFC、Allplan形式のファイル出力に対応

図面例(直接基礎)

3D配筋(直接基礎)

適用基準および参考文献

適用基準

道路橋示方書公益社団法人 日本道路協会 道路橋示方書・同解説 I 共通編 平成29年11月
公益社団法人 日本道路協会 道路橋示方書・同解説 III コンクリート橋・コンクリート部材編 平成29年11月
公益社団法人 日本道路協会 道路橋示方書・同解説 IV 下部構造編 平成29年11月
公益社団法人 日本道路協会 道路橋示方書・同解説 V 耐震設計編 平成29年11月
杭基礎設計便覧公益社団法人 日本道路協会 令和2年9月

参考文献

  • 道路橋の耐震設計に関する資料 平成9年3月(公社)日本道路協
  • 場所打ちコンクリート杭の鉄筋かご無溶接工法 設計・施工に関するガイドライン 一般社団法人 日本基礎建設協会
  • 先端建設技術・技術審査証明報告書 ハイスペックマイクロパイル工法 2020年9月

製品価格

基礎の設計・3D配筋(部分係数法・H29道示対応)Ver.5 Advanced470,000円(税別)
基礎の設計・3D配筋(部分係数法・H29道示対応)Ver.5 Standard371,000円(税別)
基礎の設計・3D配筋(部分係数法・H29道示対応)Ver.5 Lite240,000円(税別)
基礎の設計・3D配筋(旧基準)Ver.2 Advanced371,000円(税別)
基礎の設計・3D配筋(旧基準)Ver.2 Standard294,700円(税別)
基礎の設計・3D配筋(旧基準)Ver.2 Lite198,800円(税別)

フローティングライセンス価格

本体価格の40%を追加いただくことで、誰でもどこでもどのPCでも製品の利用が可能となります。

基礎の設計・3D配筋(部分係数法・H29道示対応)Ver.5 Advanced188,000円(税別)
基礎の設計・3D配筋(部分係数法・H29道示対応)Ver.5 Standard148,400円(税別)
基礎の設計・3D配筋(部分係数法・H29道示対応)Ver.5 Lite96,000円(税別)
基礎の設計・3D配筋(旧基準)Ver.2 Advanced148,400円(税別)
基礎の設計・3D配筋(旧基準)Ver.2 Standard117,880円(税別)
基礎の設計・3D配筋(旧基準)Ver.2 Lite79,520円(税別)

サブスクリプション価格

基礎の設計・3D配筋初年度
サブスクリプション契約
サブスクリプション
契約1年
部分係数法・H29道示対応 Ver.5 Advanced無償188,000円(税別)
部分係数法・H29道示対応 Ver.5 Standard148,400円(税別)
部分係数法・H29道示対応 Ver.5 Lite96,000円(税別)
旧基準Ver.2 Advanced92,750円(税別)
旧基準Ver.2 Standard73,675円(税別)
旧基準Ver.2 Lite59,640円(税別)
部分係数法・H29道示対応 Ver.5 Advanced フローティング197,400円(税別)
部分係数法・H29道示対応 Ver.5 Standard フローティング207,760円(税別)
部分係数法・H29道示対応 Ver.5 Lite フローティング134,400円(税別)
旧基準Ver.2 Advanced フローティング114,268円(税別)
旧基準Ver.2 Standard フローティング103,145円(税別)
旧基準Ver.2 Lite フローティング69,580円(税別)

サポート内容

  • バージョンアップ無償提供
  • 電話問い合わせテクニカルサポート
  • 問い合わせサポート(電子メール、FAX)
  • ダウンロードサービス
  • 保守情報配信サービス

本製品を除くお得なスイート製品については、製品情報にてご確認ください。

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