橋台の設計・3D配筋(部分係数法・H29道示対応)Ver.5がリリース

FORUM8新製品情報2022年2月:下部工基礎スイート バンドル製品

道路橋示方書IV下部構造編に基づいて、逆T式橋台・重力式橋台の設計計算から図面作成までを一貫して行うプログラム。落橋防止構造・橋座の設計、踏掛版・突起の考慮、翼壁の設計、杭本体の設計など広く橋台の設計をサポート。任意形状では簡単なCAD操作で側面形状を自由に設定、段差フーチングでは橋軸段差、直角段差の検討が可能です。図面作成では、SXF、DXF、DWGなどのファイル出力、3D配筋シミュレーション(3D配筋自動生成、表示機能)に対応。

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橋台の設計・3D配筋(部分係数法・H29道示対応)Ver.5の改訂内容

  1. 「形状・荷重の自動生成/結果確認」の機能を追加
  2. 無筋コンクリート部材の許容応力度法による計算に対応
  3. IFCデータ出力時に位置情報の出力に対応
  4. 震度算出ファイルのサポート機能を追加

改訂内容1:設計データの自動生成機能

「橋台の設計・3D配筋(旧基準)」において形状自動決定機能を用意しておりましたが、設計者の意図しない形状となることが少なくありませんでした。今回の自動生成機能では、設計者が意図する寸法をあらかじめ用意することで設計データを一括で生成できます。形状寸法用のファイル書式はCSVを使用し、寸法値の直接指定や増分での指定が可能です。生成する形状は、それぞれ設計データとして保存され、後述する「複数設計データの計算実行」の機能と相まって設計を加速させることができます。

さらに、上部工反力から組み合わせを自動的に生成する機能も新たに追加します。上部工反力のデータは、形状の自動生成機能と同様にCSVファイルを利用します。また、複数の上部構造に対してのデータからも生成できます。これまでは「橋台の設計・3D配筋(部分係数法・H29道示対応)」を起動してから、形状や上部工反力を入力するという手順でしたが、今後は、製品を起動する前に、設計に用いる形状や上部工反力のデータを用意することが可能です。これにより、別製品で生成した上部工反力を利用もできます。

図1:CSVファイルからの自動生成機能

改訂内容2:複数設計データの計算実行

これまで製品実行時に一つの形状しか計算できませんでしたが、本機能により複数形状の計算を実行できるようになりました。また、計算実行後は結果確認の画面上で計算結果を複数表示することも可能ですので、簡単に結果の比較を行うことができます。

改訂内容3:無筋コンクリート部材の許容応力度による照査

平成29年道路橋示方書では無筋コンクリート部材の照査方法が明確ではないため、無筋部材の照査は行っておりませんでしたが、重力式橋台で無筋コンクリート部材への照査を行いたいという多くの要望が寄せられているため、対応を行いました。照査内容は、平成24年道路橋示方書に準拠した許容応力度法による照査です。作用力に対して荷重係数・組み合わせ係数は考慮しますが、平成29年道路橋示方書にある調査解析係数、部材・構造係数、抵抗係数は考慮しません。荷重の組み合わせごとに考慮していた割増係数については、平成29年道路橋示方書の作用の組み合わせごとに設定が可能です。

図2:部材照査

改訂内容4:結果確認の表示拡張

結果確認においては、一覧で計算結果を確認できるだけではなく、表示方法として曲げ・せん断照査表示/一括表示の切替機能があります。今回、表示機能の拡張として、安定計算、部材照査表示時に比率(作用/制限値)を結果と合わせて表示するようにしました。それにより危険となるケースを把握しやすくなります。

図3:結果比較拡張

適用基準

道路橋示方書
  • 公益社団法人 日本道路協会 道路橋示方書・同解説 I 共通編 平成29年11月
  • 公益社団法人 日本道路協会 道路橋示方書・同解説 III コンクリート橋・コンクリート部材編 平成29年11月
  • 公益社団法人 日本道路協会 道路橋示方書・同解説 IV 下部構造編 平成29年11月
  • 公益社団法人 日本道路協会 道路橋示方書・同解説 V 耐震設計編 平成29年11月
BIM/CIM基準要領国土交通省 3次元モデル成果物作成要領(案)令和3年3月

製品価格

橋台の設計・3D配筋(部分係数法・H29道示対応)Ver.5330,000円(税別)
翼壁拡張オプション(H29道示対応)30,000円(税別)
橋台の設計・3D配筋(カスタマイズ版)(注1)359,000円(税別)
橋台の設計・3D配筋 Ver.9(英語出力版)530,000円(税別)
橋台の設計・3D配筋(旧基準)Ver.15(注2)272,300円(税別)
翼壁拡張オプション(旧基準)21,000円(税別)
保耐法拡張オプション(旧基準)50,000円(税別)
  • (注1)平成14年道路橋示方書の基準のみを扱え、材質などが平成24年道路橋示方書の基準に対応した製品です。
  • (注2)「平成24年道示対応版」です。本製品では、平成14年道路橋示方書の基準は扱えません。ただし、他の基準類は基本的にそのまま継承します。 Ver.12より、「平成24年道示対応版オプション」を統合しています。

フローティングライセンス価格

本体価格の40%を追加いただくことで、誰でもどこでもどのPCでも製品の利用が可能です。

橋台の設計・3D配筋(部分係数法・H29道示対応)Ver.5132,000円(税別)
翼壁拡張オプション(H29道示対応)12,000円(税別)
橋台の設計・3D配筋(カスタマイズ版)(注1)143,600円(税別)
橋台の設計・3D配筋 Ver.9(英語出力版)212,000円(税別)
橋台の設計・3D配筋(旧基準)Ver.15(注2)108,920円(税別)
翼壁拡張オプション(旧基準)8,400円(税別)
保耐法拡張オプション(旧基準)20,000円(税別)
  • (注1)平成14年道路橋示方書の基準のみを扱え、材質などが平成24年道路橋示方書の基準に対応した製品です。
  • (注2)「平成24年道示対応版」です。本製品では、平成14年道路橋示方書の基準は扱えません。ただし、他の基準類は基本的にそのまま継承します。 Ver.12より、「平成24年道示対応版オプション」を統合しています。

サブスクリプション価格

対象製品初年度1年
橋台の設計・3D配筋
(部分係数法・H29道示対応)Ver.5
無償132,000円(税別)
橋台の設計・3D配筋
(部分係数法・H29道示対応)Ver.5 フローティング
184,800円(税別)
翼壁拡張オプション
(H29道示対応)
15,000円(税別)
翼壁拡張オプション
(部分係数法・H29道示対応)フローティング
21,000円(税別)
橋台の設計・3D配筋
(カスタマイズ版)
89,750円(税別)
橋台の設計・3D配筋
(カスタマイズ版)フローティング
110,572円(税別)
橋台の設計・3D配筋 Ver.9
(英語出力版)
116,600円(税別)
橋台の設計・3D配筋 Ver.9
(英語出力版)フローティング
148,400円(税別)
橋台の設計・3D配筋
(旧基準)Ver.15
68,075円(税別)
橋台の設計・3D配筋
(旧基準)Ver.15 フローティング
95,305円(税別)
翼壁拡張オプション
(旧基準)
10,500円(税別)
翼壁拡張オプション
(旧基準)フローティング
14,700円(税別)
保耐法拡張オプション
(旧基準)
25,000円(税別)
保耐法拡張オプション
(旧基準)フローティング
28,000円(税別)

サポート内容

  • バージョンアップ無償提供
  • 電話問い合わせテクニカルサポート
  • 問い合わせサポート(電子メール、FAX)
  • ダウンロードサービス
  • 保守情報配信サービス

本製品を除くお得なスイート製品については、製品情報にてご確認ください。

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