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擁壁の設計・3D配筋 Ver.22がリリース
FORUM8新製品情報2022年12月:仮設土工スイート バンドル製品
擁壁工指針・標準設計・設計要領・道示IV・土地改良・宅地防災マニュアル・鉄道の各基準に準拠し、片持梁式(逆T型、L型、逆L型)、重力式(半重力式)、もたれ式、U型などの擁壁の自動設計、図面作成、設計調書出力を一連でサポートするプログラムです。常時からレベル2地震時までの安定計算および許容応力度法、限界状態設計法による部材照査をサポートします。レベル2地震時は震度法もしくは保有水平耐力法による照査を行います。
擁壁の形状を入力し、その計算結果から設計者の判断により最終形状を決定する方式に加え、形状・杭配置・配筋の自動決定機能により、効率的な設計を行うことができます。
一般図から配筋図、組み立て図、加工図、鉄筋表などの図面を一括生成し、簡易編集機能、SXF、DXF、DWG、JWW、JWC出力対応。電子納品対応として、Wordファイル出力、拡張子の変更、禁止文字対応、しおりの表示等をサポート。混合擁壁、待ち受け擁壁、落石防護擁壁、二段積み擁壁等の設計計算にも対応しており、Standardでは、U型擁壁の設計計算、図面作成にも対応しています。
また、「UC-1 Cloud 自動設計シリーズ 擁壁」で自動設計後に、データファイル(*.f8r)をエクスポートし、本製品で読み込み、詳細設計や計算書、図面の出力といった流れが可能です。
Lite | Standard | Advanced | |
---|---|---|---|
安定計算 | ○ | ○ | ○ |
許容応力度法 | ○ | ○ | ○ |
限界状態設計法 | ○ | ○ | ○ |
片持ち梁式、重力式、もたれ式、ブロック積、混合擁壁、任意形 | ○ | ○ | ○ |
U型擁壁 | ○ | ○ | |
全体安定の検討 | ○ | ||
保耐法によるレベル2照査 | ○ | ||
杭種拡張 | ○ | ||
鉄道基準 | ○ | ||
改良深さ・改良幅計算 | ○ | ||
円弧すべり土圧 | ○ | ||
二点折れ切土土圧 | ○ | ||
複数土質時の土圧 | ○ |
仮設土工設計計算ソフトの最新情報を一冊に
Ver.22.0.0 改定内容<2022年3月31日リリース>
- 縦断変化点毎の検討に対応(Advanced版)
- U型縦方向の計算に対応(Standard版)
- 森林土木構造物標準設計に対応(Lite版)
- 64bitに対応
プログラムの機能と特長
衝撃力・崩壊土考慮(Lite版以上)
(1)落石防護擁
「落石対策便覧 H29年3月(日本道路協会)」を参考にした落石防護擁壁の照査に対応しています。
(2)崩壊土による衝撃力
下記計算例を参考とした衝撃力と崩壊土砂を考慮した設計に対応しています。計算例に基づいた崩壊土による堆積土圧、崩壊土による移動の力を考慮した計算が可能です。
『崩壊土砂による衝撃力と崩壊土砂量を考慮した待ち受け擁壁の設計計算例(全国地すべりがけ崩れ対策協議会)』
3D配筋シミュレーション機能(Lite版以上)
3D配筋自動生成、表示機能に対応しています。
- IFC形式およびAllplan形式などの3Dモデル出力に対応。
- 「3D配筋CAD」と連動し、干渉チェックが可能。
設計調書出力(Lite版以上)
予め用意してあるテンプレートを用いて、設計条件、図、計算結果等を自動的に反映した設計調書の出力に対応しています。本出力は、「国土交通省 詳細設計照査要領(平成29年)」→「IV.道路詳細設計」の書式に基づいて出力します。
下記の書式に対応しています。
- * いずれもH29年改訂版および改訂以前の書式で出力可能です。
- 擁壁工詳細設計調書
- 基礎工詳細設計調書
- 擁壁工詳細設計調書(U型)
- * 設計調書の出力は、当製品と別に「調表出力ライブラリ Ver.2」をインストールする必要があります(本プログラムのみでは動作いたしません)。
U型擁壁の設計(Standard版以上)
- 基礎形式は、直接基礎、バネ基礎(弾性床上梁)、杭基礎から検討可能。バネ基礎の時は、安定照査の検討可能。杭基礎の場合は、底版の扱いを弾性体と剛体から選択できます。
- 側壁の背面に関しては、試行くさび、クーロン(物部・岡部式)の主働土圧(受働土圧)、土圧係数によって土圧を考慮。土砂が内部にある場合は、クーロン(物部・岡部式)の主働土圧、土圧係数により土圧を考慮。
- 浮き上がり照査は、土地改良と土工指針(共同溝設計指針)の考え方から選択が可能。
- 部材設計は、フレームモデルの剛域指定に対応。自重および土圧算出時に、鉛直震度を考慮できます。載荷荷重の慣性力の考慮の有無を選択できます。地震時荷重自動決定が可能です。
- 設計時に、軸線位置の指定に対応。バネ基礎、杭基礎時の片側土砂での計算が可能。土地改良「水路工」の荷重ケース初期設定に対応。
- 側壁照査方法を「底版一体」、「片持ち梁」から選択可能、底版の突起設定、張出底版(片持梁として断面力算定)、底版とフーチング高さが異なる形状に対応。バネ基礎、杭基礎時の片側土砂での計算が可能。
- 底版主鉄筋定着位置計算が可能。
- U型擁壁の内部土圧式の選択肢に静止土圧および修正物部・岡部法を追加しました。これにより、擁壁工指針に記載の常時:静止土圧、地震時:修正物部・岡部法の組み合わせに完全に対応。
- 蓋付きU型擁壁に対応。
- 蓋付きU型擁壁の蓋の断面照査に対応。
- ストラット付きU型擁壁の検討に対応。
ストラット付きU型擁壁(Standard版以上)
掘割式U型擁壁で用いられる、側壁間にストラットを設けたストラット付きU型擁壁に対応。
側壁と底版、ストラット部材を一体として扱い、フレーム(骨組み)モデルで解析します。側壁部材との結合方法は剛結合とピン結合から選択できます。ストラット部材は、部材断面およびブロック長当たりの本数を設定することで、自動的に自重等を単位幅当たりに換算して考慮します。またストラット部材に作用する荷重は任意荷重で自由に設定できます。
任意荷重は鉛直荷重、水平荷重、モーメント荷重をストラット軸線上に作用させることが可能です。
土圧関連の機能拡張(全体安定の照査、円弧すべり土圧、二点折れ切土土圧)(Advanced版)
(1)全体安定の照査、円弧すべり土圧
土圧計算や全体安定性照査として、円弧すべり法による計算に対応。
- 円弧すべり法を用いた基礎地盤全体のすべりの安定性の照査が可能です。
- 斜面の崩壊防止工として擁壁の設計を行う場合等に用いる、円弧すべり土塊による土圧力を計算する手法に対応しています。
(2)二点折れ切土土圧
擁壁の背後に切土のり面または地山斜面等が接近している場合の切土部擁壁に作用する主働土圧の計算として、切土面形状二点折れの場合の土圧算定に対応。すべり面の角度を変化させながらトライアル計算を行い、最大となる土圧を算定します。
地震時保有水平耐力法によるレベル2地震時照査(Advanced版)
「河川構造物の耐震性能照査指針」や「道路橋示方書」を参考に保耐法によるレベル2地震時照査に対応しています。保耐法の計算結果としては、安全性の検討、竪壁断面照査、底版断面照査を確認可能です。安全性の検討は結果判定を行うものではなく、浮き上がり限界状態と応答変位時の荷重状態、設計震度を表示します。判定に関しては、竪壁断面照査、底版断面照査毎の耐力照査で行います。
杭種拡張(Advanced版)
下記の拡張杭種の検討が可能となります。
- 鋼管ソイルセメント杭
- SC杭
- SC+PHC杭
- 回転杭
改良深さ・改良幅計算(Advanced版)
擁壁工指針の記載を参考とした改良深さ・改良幅の計算に対応。深さ z における地中での鉛直地盤反力度および許容支持力を算出し、鉛直地盤反力度≦許容支持力となる最小の z を改良深さとして算出します。改良幅は、算出された改良深さおよび荷重の分散角を考慮して算出します。
適用基準および参考文献
適用基準
土工指針 |
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道路橋示方書 |
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設計要領 |
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標準設計 |
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土地改良 |
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宅地防災 |
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鉄道基準 |
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森林土木 |
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自治体基準 |
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BIM/CIM基準要領 |
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CAD |
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参考文献
- 社団法人 日本道路協会、落石対策便覧 平成29年12月
- 社団法人 日本道路協会、杭基礎設計便覧 平成27年3月
- 社団法人 土木学会四国支部、大型ブロック積擁壁 設計・施工マニュアル 平成16年6月
- 社団法人 日本河川協会、建設省河川砂防技術基準(案)同解説 設計編[1] 平成9年10月
- 現代理工学出版、もたれ式・ブロック積擁壁の設計と解説 平成2年3月
- 理工図書、続・擁壁の設計法と計算例 平成10年10月
- 社団法人 土木学会、[2002年制定]コンクリート標準示方書 構造性能照査編 平成14年3月
- 理工図書、EPS工法 発泡スチロール(EPS)を用いた超軽量盛土工法 平成10年8月
製品価格
擁壁の設計・3D配筋 Ver.22 Advanced | 360,000円(税別) |
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擁壁の設計・3D配筋 Ver.22 Standard | 290,000円(税別) |
擁壁の設計・3D配筋 Ver.22 Lite | 198,000円(税別) |
擁壁の設計・3D配筋(中国基準) | 632,000円(税別) |
フローティングライセンス価格
本体価格の40%を追加いただくことで、誰でもどこでもどのPCでも製品の利用が可能となります。
擁壁の設計・3D配筋 Ver.22 Advanced | 144,000円(税別) |
---|---|
擁壁の設計・3D配筋 Ver.22 Standard | 116,000円(税別) |
擁壁の設計・3D配筋 Ver.22 Lite | 79,200円(税別) |
擁壁の設計・3D配筋(中国基準) | 252,800円(税別) |
サブスクリプション価格
対象製品 | 初年度 | 1年 |
---|---|---|
擁壁の設計・3D配筋 Ver.22 Advanced | 無償 | 144,000円(税別) |
擁壁の設計・3D配筋 Ver.22 Standard | 116,000円(税別) | |
擁壁の設計・3D配筋 Ver.22 Lite | 79,200円(税別) | |
擁壁の設計・3D配筋(中国基準) | 126,400円(税別) | |
擁壁の設計・3D配筋 Ver.22 Advanced フローティング | 201,600円(税別) | |
擁壁の設計・3D配筋 Ver.22 Standard フローティング | 162,400円(税別) | |
擁壁の設計・3D配筋 Ver.22 Lite フローティング | 110,880円(税別) | |
擁壁の設計・3D配筋(中国基準) フローティング | 176,960円(税別) |
サポート内容
- バージョンアップ無償提供
- 電話問い合わせテクニカルサポート
- 問い合わせサポート(電子メール、FAX)
- ダウンロードサービス
- 保守情報配信サービス
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