複合3Dスキャナー
KSCAN-MAGICは、赤外線と青色レーザー技術を同時に統合した計測級の複合型3Dスキャナーです。多波長スキャンとキャリブレーション技術を革新的に融合させ、スキャンの効果と効率の両方を考慮しています。その強力なスキャン速度、精度、ディテールのレベル、面積、被写界深度は、3D測定のワークフローを大きく最適化し、製品の市場投入サイクルを加速します。
KSCAN-MAGIC
製品特長
計測レベルの非接触検査
スキャン精度は最大0.020mmに達し、MSCAN-L15フォトグラメトリーシステムと組み合わせた場合の体積精度は0.015mm＋0.012mm / mで、さまざまな業界に超高精度の非破壊検査（NDT）を提供します。
柔軟性があり、多様なニーズに応える
KSCAN-MAGICは、軽量で持ち運びが容易でパフォーマンスが安定しており、現場の振動、温度、湿度などの環境要因の影響を受けにくいため、いつでもどこでも測定を行えます。さらに強力な材質の適応性を持っており、光沢や黒色の表面の3Dデータを簡単に捕捉でき、測定結果は全面的で信頼性があります。
大範囲スキャン
大範囲スキャンモードでは、11本の平行な赤外線レーザーラインを使用し、スキャン面積の最大値は1,440×860mmに達することができ、大きなサイズのオブジェクトを広範囲にわたって簡単にスキャンできます。
超精密スキャニング
精密スキャンモードでは、7束の平行青色レーザーラインを使用し、最高分解能は0.010mmに達し、複雑な物体の表面の完全なデータを正確に取得し、細部のディテールをはっきりと捉えます。
インテリジェント境界検出モジュール（オプション）
インテリジェント境界検出モジュールを装備することで、高精度のグレースケールエッジアルゴリズムを利用し、各種の孔や溝などの閉じた特徴の3Dデータを簡単に取得できます。
タッチプローブ（オプション）
手の届かない場所や複雑な表面のデータに対処する際には、ポータブル測定用タッチプローブK-Probeを自由に選択して装備できます。
仕様
| スキャンモード | 高速スキャン：22本クロスブルーレーザー 繊細スキャン：7本平行ブルーレーザー 大幅スキャン：11本平行赤外線レーザー ディープホールスキャン：1本ブルーレーザー |
|---|---|
| レーザー本数合計 | 41本 |
| 最高精度（注1） | 0.020mm |
| 最大スキャン速度 | 2,700,000点／秒 |
| 最大スキャン幅（ワンフレーム） | 1,440×860mm |
| 写真測量システム | 標準搭載：本体内搭載 ワンショット撮影幅：3,760×3,150mm 被写界深度：2,500mm |
| レーザー種類 | Class 2M |
| 最高解像度 | 0.010mm |
| 最高体積精度（注2） | 写真測量システム：0.015mm＋0.030mm / m 1mスケールバー：0.015mm＋0.020mm / m MSCAN-L15写真測量システム：0.015mm＋0.015mm / m |
| 焦点距離 | 300mm |
| 被写界深度 | 925mm |
| 出力形式 | pj3、asc、igs、txt、mk2、umk、stl、ply、obj |
| 入力形式 | pj3、pjs、asc、igs,txt、mk2、umk、refxml、stl、ply、step |
| 動作温度範囲 | －10～40℃ |
| インターフェイス | USB 3.0 |
| 推奨PCスペック | OS：Windows 11、Windows 10 CPU：i9 16コア／24スレッド以上 RAM：64GB以上 GPU：NVIDIA RTX 3050（8GB）以上（AMD社GPUは対応していません） |
| ソフトウェア | スキャンソフトscanviewer、無償測定ソフト |
- （注1）ISO 17025試験所認定：VDI / VDE 2634 part3規格およびJJF 1951仕様に基づく寸法検出誤差（PS）の性能評価。
- （注2）ISO 17025試験所認定：VDI / VDE 2634 part3規格およびJJF 1951仕様に基づくボール中心間距離測定誤差（SD）の性能評価。