人やモノの位置を瞬時に探索可能とすることで、探索時間を劇的に削減します。
主な内容
- Quuppaの概要
- 技術的特徴
- システム全体構成
正確な位置情報に基づき分析・改善を推進
Quuppa Intelligent Locating System(以下、Quuppa)とは、フィンランドのQuuppa Oy社が提供するBluetoothを使った高精度な位置情報管理システムであり、工場や倉庫などの屋内において人やモノの位置をリアルタイムに測位するためのプラットフォームです。
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Quuppaの仕組みは、Bluetoothベースで高精度測位(最高10cm)に対応し、BLE(Bluetooth Low Energy)ベースの専用タグ、BLEからの電波を受信する受信機としてのロケーター、そして位置演算処理を行うソフトウェアから構成されます。タグから受信機への電波の入射角から独自のアルゴリズムを用いて位置を算出します。
Quuppaの技術的特徴として、電波の「到達角度」を測る独自アルゴリズムにより、ビーコンの位置を特定しています。到達角度で測位するため、1台のロケーターによる単体利用なら2次元の測位、複数台のロケーターを使用すれば、3次元の高精度な測位が可能です。
また、BLEやWi-Fiとは異なる独自の周波数帯域(2401MHz、2403MHz、2481MHz)を用いることによって干渉を避け、安定した測位を実現します。
人やモノの位置を瞬時に探索可能とすることで、探索時間を劇的に削減します。
高精度測位を工場内のAGV(無人搬送車)やドローンの自動運行の支援に活用できます。
各作業エリアでの滞在時間を把握できるため、作業に要する時間を計測できます。また、設定された時間内に作業が終了しない場合に自動でアラートを発生させます。
タグ同士の位置関係やタグに内蔵されたセンサーの情報を活用して、工場内での事故防止や早期発見ができます。
動画を用いて作業現場の標準化や改善を支援するソフトウェア「OTRS」と運用連携をすることで、お客様のさまざまな課題を解決します。
Quuppaの高精度リアルタイム位置測位により、作業現場全体の人やモノ(製品・AGV・フォークリフト)の導線や軌跡を計測することでボトルネックや課題を発見できます。改善のために、OTRSを使った作業分析を行うことにより改善につなげることができます。改善後はQuuppaを使って、ボトルネックが実際に改善できたのかどうか確認できます。
Quuppaでは、危険エリアの立ち入り検知や転倒検知、フォークリフトなどの機械と人の接近検知によるアラームを発信することができます。危険アラームが発生したエリアやポイントを作業者目線のカメラやフォークリフトなどの機械に設置したカメラで動画を撮影し、なぜ危険アラームが発生したのか・作業者ごとの視線の違いなどをOTRSで分析し、注意喚起の動画マニュアルや安全の動画マニュアルを作成し、教育に活用いただけます。
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Quuppa Intelligent Locating System
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