PicoCELA

Wi-Fi6に対応! 機器を置くだけWi-Fiエリアを自由に拡張

PicoCELAは無線マルチホップ接続でLANケーブルをなくし、高速・スムーズ・安定・連続なネットワークを構築します。そのため、ケーブル配線を最大9割削減し、設置コストを最大7分の1に削減するなどの大幅なメリットが生まれます。

それ以外にも「移動式の通信を網羅したい」「人が入れない場所に遠隔操作ロボットを導入し、操作を安定させたい」など幅広いニーズにおこたえします。

メッシュWi-Fiとは

メッシュWi-Fiとは、親機と中継機によって「網目のような形でネットワークを張り巡らせる方法」です。利用者が設定しなくても、電波が強い機器(親機または中継機)を自動的にWi-Fi接続してくれるため、安定した通信環境を実現できます。

PicoCELAの特長

配線工事の削減

通常は、親機以外も含めた全ての無線機器に配線工事が必要です。また、配線が困難な箇所には設置できず、工事箇所が多くなりコストが上がるというデメリットがあります。

通常の無線機器設置には、配線工事が必要

PicoCELAは、親機とルーター間を有線LANで接続するだけ。PicoCELA間は無線バックホールで接続するため、子機は電源があれば設置できます。配線工事を必要とする箇所が少なく、コストの削減につながります。

PicoCELAはルーターのみLAN接続

1台当たりのWi-Fiエリアは100m以上

1台当たりのWi-Fiエリアは100m以上。一般的なオフィス向けAPと比較し、約4倍の広域なWi-Fiエリアを構成します。

故障が発生した場合、AP自ら接続を再構築

通常の無線機は1台故障すると、全て通信できない状況になってしまいます。機器交換まで利用できない、交換機の再設定や再設置後の既存AP接続確認が必要など運用に大きな影響を及ぼします。

PicoCELAはAP同士が自動でルートを再計算し、別のルートからの接続を再構築します。交換も機器を入れ替えるだけで、AP同士が自動で再計算・接続を再構築します。

ルート自動計算

スループットの減少率が低い

通常は中継ホップ数が増えるたびにスループット(注1)が半減するため、4ホップ程度が実用上の限界とされています(元の8分の1程度)。

PicoCELAは独自のマルチホップ対策により、ホップ時のスループットを1 / n程度に抑えています。これにより、多くの中継機を置いたエリア設計が可能です。

独自のマルチホップ対策

  • (注1)スループットとは「一定時間にどれだけのデータを転送できるか」の処理能力。

屋内・屋外タイプからお選びください

スペックアップした0500シリーズが登場。従来のモデルから、さらに高速で安定した通信環境をご提供します。

PicoCELAをもっと知る

導入事例

工場

210×55mの建屋内、一般的なAPなら8台必要となる範囲をPicoCELA2台でWi-Fiエリア化。広域な範囲を他社製品と比較して4分の1以下の台数で構成することができた。子機の追加も設置(AC電源のみ)するだけで実現。

トンネル内の工事現場

指向性アンテナ(オプション)を使用し、1.2km以上のトンネル内をPicoCELA22台でWi-Fiエリア化。出口と入口から挟み込む構成で、遮蔽物の陰などの接続が難しい箇所を削減。さらにバックホールで延伸し、全長5.5kmをWi-Fiエリア化。